今回の地震の震源である日本の東北地域は、都市の各地で火災が発生し、都心が浸水するなど大パニックとなった。
宮城県では、乗客100人を乗せた船舶が津波に飲み込まれたという。NHK放送は、宮城県警察当局の話としてこのように伝え、現在のところ船舶の行方と乗客の生存は把握されていないと報じた。
仙台市内を横切る名取川の周辺道路には、押し寄せる海水から避難する車の列が続いたが、平地に押し寄せる波の速度は、全速力で走る車よりも速かった。避難に遅れ、車ごと海水に飲み込まれる様子が、NHKを通じて生中継された。専門家らは、津波の規模が「100年に1度起きるかどうかの規模だ」と話した。
名取川は、東北地方の最大都市である仙台市を南北に横切る。仙台市の郊外でも、避難する車を激しい波が追いかける様子が目撃された。仙台市内のビルのあちこちで火災が相次ぎ、黒い煙が周辺に広がり、仙台湾に近い仙台空港では、乗客が空港ビルの屋上に避難する姿が映像を通じて伝えられた。
仙台市の中心街の道路には、割れたガラスが飛び散り、建物から飛び出した人々で騒然とした状態だった。市民は、「数日前に地震があったが、また起きるとは」と真っ青な顔で携帯電話で家族の安否を確認していた。一部の市民は、抱き合ったり、道に座り込んでいた。大規模な停電で、中心街のビルの灯りが消え、信号灯も消えた。周辺の幹線道路は、大規模な渋滞となった。
地震が起きた時、宮城県庁舎の職員が泣き叫び、スプリンクラーが作動したため廊下に水があふれ出るなど、混乱が続いたと、共同通信は伝えた。
被害は宮城県だけではなかった。宮城県の北の岩手県の大船渡港にも津波が押し寄せ、南の福島県にも高さ7メートルの波が押し寄せた。東京に隣接する埼玉県の江戸川の堤防が50メートルにわたって決壊したため、逆流した海水が周辺を襲った。
いっぽう、防衛省は、東北地方の被害地域から近い自衛隊の部隊に非常待機令を下し、出動要請をした宮城県に隊員を投入した。
ツイッターを通じても、東北地域の惨状を伝える情報が広がっている。午後から電話が不通のため、伝播力の速いツイッターが使われているのだ。仙台は現在、沿岸地域と港湾周辺の田畑に巨大な津波が押し寄せて一帯が浸水し、空港も、滑走路が浸水して閉鎖された。「津波が仙台市の畑を飲み込んでいる」という内容のほかに、「家族の安否が確認できない」など、不安な気持ちがうかがえる書き込みも多い。
仙台市ホームページは現在、アクセス不能の状態だ。仙台駅は閉鎖され、陸橋は亀裂が生じて崩壊の危険があるほか、電気やガス、水道の供給もストップするなど、現地の状況が深刻だという書き込みも目についた。IDが「harukaruha44」のツイッターのユーザーは、「仙台が闇に包まれた。駅はまっ暗だ。タクシーも自動車もデパートも…(真っ暗だ)」という短い文で衝撃を伝えた。「xo7maxo」というユーザーも、「人々は停電のため、情報も何も分からない。ヘリコプターとサイレンの音、悲鳴しか聞こえない」とつぶやいた。
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