
「フェノメノ(驚異的な人)」と呼ばれたブラジルサッカーの英雄、ロナウド(35)が引退を宣言した。15日、ブラジル・サンパウロで開かれた引退記者会見で、涙を流している。ロナウドは「全てのことをサッカーに捧げた。体調のため、大きな幸せをもたらしてくれたサッカーから離れなければならないという現実に胸が痛い。死を迎えるような気持ちだ」と心境を語った。精彩に富んだドリブルや爆発的な得点力、風のようなスピードでサッカーファンを熱狂させたロナウドは、1994年の米国W杯に最年少でブラジル代表に抜擢された。FCバルセロナとレアル・マドリード(以上、スペイン)、ACミラン(イタリア)など欧州最高名門クラブを経て、最高のストライカーに君臨した。W杯で歴代最多の15ゴールを決め、国際サッカー連盟(FIFA)今年の選手賞を3度も受賞した。しかし、慢性的な膝の負傷に苦しめられ、引退した。






