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1970・80年代の郷愁くすぐる、広告業界に新トレンド

1970・80年代の郷愁くすぐる、広告業界に新トレンド

Posted December. 08, 2010 03:26,   

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「最先端の通信広告に1970年代のトロットがBGM?」

最近、広告に1970、80年代の郷愁を感じさせる思い出の素材が登場し、一味違う楽しみを届けている。1970年代のトロット歌謡(演歌に近いジャンルの韓国の歌謡曲)がBGMに登場したり、1980年代の人気漫画の主人公が広告に登場し、視聴者の視線を引いている。

SKテレコムの「クァルクァルクァル6車線」編には1979年に発表された歌手、チョン・ジョンスクの「ダルグジ」(牛車)をBGMに使い、郷愁をくすぐっている。ライバル会社のネットワークを喩え、屋根の上にも乗客が乗り込むほどたくさんの乗客を乗せたバスが、狭くでこぼこの田舎道を走る場面が登場する。この時、「ダルグジ」がBGMに使われた。これと共にスマートフォンのアンドロイド運営体制を象徴するキャラクターのアンドロボーイは、人気女優シン・ミンアとのデートのため、1970、80年代の合コンに出る男性の最高人気服で登場する。頭は2対8分けにし、首にはスカーフを巻き、復古ファッションを完壁にこなして視聴者を楽しませている。

LG電子もスマートフォンの「オブティモス・ワン」の広告に、1980年代、世界的に流行したアニメーション「スマーフ」をモデルに登場させた。スマーフの親近感と多様なキャラクターを活かし、顧客がスマートフォンに気軽に触れられるようにしたこと。女性スマーフ・キャラクターのスマーフェットは、オプティモスワンの体重管理アプリケーションの「スタイル管理」を通じて「Sライン」を誇るなど、多様なスマーフが持つキャラクターを製品の強みと連結した。また、テレビ漫画のアフレコをした声優が広告に登場して子供時代の郷愁を刺激している。

現代(ヒョンデ)重工業は1970、80年代、韓国経済の高速成長を主導した代表的な企業家の故鄭周永(チョン・ジュヨン)現代グループ名誉会長の、生前の白黒映像を広告に使った。広告会社メイトのキム・ヒチョル部長は、「昔の思い出を活用した広告は、慣れ親しんだ感じで視聴者に早く覚えてもらえるため、認知度を高める上で効果が高い。中・長年層には思い出を呼び起こし、若者には変わった楽しみを与えられ、全ての世代をカバーできる長所がある」と話した。



firedy@donga.com