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[社説]中国、「ウラン核」まで持つ北朝鮮の肩を持つのか

[社説]中国、「ウラン核」まで持つ北朝鮮の肩を持つのか

Posted November. 23, 2010 05:17,   

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北朝鮮がウラン濃縮施設の公開後、韓国、米国、日本が、共同対策作りのために、緊迫した動きをみせている。ソウルを訪れた米国のボズワース北朝鮮政策特別代表は22日、「北朝鮮の今回の行動は、国連安全保障理事会決議1874号に違反するものだ。この20年で、最も挑発的で深刻な状況だ」と述べた。外交通商部の魏聖洛(ウィ・ソンラク)韓半島平和交渉本部長が22日、中国の6者協議首席代表と協議を始め、ボズワース氏が、韓国、日本に続き、23日に中国を訪れるのも、状況の深刻さを物語っている。

北朝鮮のウラン濃縮施設の公開は、中国にとっても、驚くべき知らせだったことだろう。中国政府は、22日まで公式の反応を示さなかった。中国メディアも、韓国、米国、日本のメディアとは異なり、沈黙していた。中国は、韓半島の平和と安定の維持、韓半島の非核化実現、対話と交渉による問題解決という韓半島政策3原則を機会あるたびに強調した。張흠森駐韓中国大使が、5月に民主党議員らに会った時も、この原則を繰り返した。しかし、中国は、このような公式見解とは異なり、北朝鮮が2度も核実験をした時も、実質的な効果を出す制裁に消極的な態度を取った。さらに、北朝鮮の3代世襲を黙認し、経済支援まで行っている。

中国は、北朝鮮を正しく見なければならない。中国が、北朝鮮のウラン核兵器開発計画を知らなかったなら、北朝鮮に籠絡されたことになる。北朝鮮が、プルトニウム核では足りず、ウラン核まで持つというのに、中国が黙認したり、肩を持つなら、北朝鮮の核武装に対するほう助の責任は免れない。中国は、北朝鮮の核武装が、究極的には北東アジア地域全体を核危機に陥れかねないという事実を直視しなければならない。韓国では、米国の戦術核兵器再配備の検討が議論されている。北朝鮮が、核を放棄しなければ、核ドミノ現象が、韓国、日本、台湾に広がる可能性を排除できない。中国の国益にも、決して役に立たない事態だ。

北朝鮮は、韓半島の平和を脅かし、国際社会の共同目標である核拡散防止に挑戦している。中国は、国際社会の無法者である北朝鮮が核で武装しても、60年前の「抗米援朝」戦争の血盟という理由で、肩を持ち続けるのだろうか。中国が、国際社会の韓半島非核化努力に実質的に参加しないなら、6者協議議長国の資格はなく、6者協議無用論も強まらざるを得ない。中国が、そのような状況を望まないなら、北朝鮮の核恐喝をやめさせる具体的な行動計画を主導的に出し、国際協力を通じ、実行しなければならない。