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金正男氏、北朝鮮崩壊の可能性を言及

Posted October. 27, 2010 08:32,   

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李基澤(イ・ギテク)民主平和統一(民主平統)諮問会議首席副議長は25日、北朝鮮の権力継承過程で急変事態が発生する可能性があるとし、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男、金正男(キム・ジョンナム)氏も、北朝鮮の崩壊の可能性を念頭に置いているという話を、伝え聞いたことを明らかにした。

李副議長は同日、ドイツ・ベルリンのプルマンホテルで、韓国関係者に対し開かれた対北朝鮮政策講演会で、先月マカオを訪れた際、金正男氏と交友のある現地関係者から、北朝鮮の権力世襲に関する金正男氏の考えを間接的に聞く機会があったとして、このように話した。

李副議長によると、金正男氏は、同関係者が「父親の健康がよくないのになぜ平壌(ピョンヤン)に行かないのか。バトンタッチしに行かなければならないのではないか」と聞くと、「私がなぜ行くのです?バトンタッチもしたくない。(北朝鮮は)亡びますよ。長続きしますか」と答えたという。

李副議長は、「金正日総書記の三男、金正恩(キム・ジョンウン)氏が計画どおり権力継承に成功するなら、大胆に改革開放に乗り出してほしい。しかし、ソフトランディングできない場合、権力闘争で急変事態が発生する可能性もあるため、政府もこれに備えている」という見解も明らかにした。

同日の講演会には、文太暎(ムン・テヨン)駐ドイツ韓国大使とソ・ソンビン民主平統北部欧州協議会長ら韓国人約100人が出席した。