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金正恩登場で「中朝の新蜜月時代」始まるか

金正恩登場で「中朝の新蜜月時代」始まるか

Posted October. 13, 2010 08:04,   

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天安(チョンアン)艦沈没事件後に急接近した北朝鮮と中国が、金正恩(キム・ジョンウン)氏のデビューを機に、新たな蜜月時代を迎えている。天安艦沈没事件当時、中国は国際社会の非難を押し切り最後まで北朝鮮の肩を持ち、金正恩氏の3代世襲に対しても、「代々にわたって友誼を堅固にしよう」と北朝鮮を支援し、両国関係が一層近づいた。

特に最近では、北朝鮮と中国の最高位層の交流が活発に展開している。8月末の金正日(キム・ジョンイル)総書記の2回目の訪中と9月28日の朝鮮労働党代表者会、10月10日の朝鮮労働党創党65周年などが契機となった。

中国国営の新華社通信は11日夜、「中朝間の関係が再び絶頂に向かっている」という記事を伝えた。「喜ばしい旅行」、「友情の旅」と名づけた周永康・中国政治局常務委員の北朝鮮訪問の結果を説明する記事だ。周常務委員は、9〜11日の訪朝期間、4回にわたり金総書記に会い、手厚い歓待を受けた。周常務委員は、金総書記と北朝鮮の新指導部を招待するという胡錦濤国家主席のメッセージを伝えた。

これに先立ち、胡主席は、党代表者会と労働党創党記念日に金総書記に祝電を送った。また、2日に、党代表者会の開催結果を説明に来た北朝鮮高官に、「北朝鮮の新指導部」に対する祝辞を伝えた。胡主席は、半月の間に4回にわたり、金総書記と新指導部を祝った。

9日、習近平国家副主席は、北京の北朝鮮大使館で開かれた労働党創党大会の記念レセプションに出席し、「新指導部の下、北朝鮮は発展するだろう」と述べた。習副主席は、胡主席の有力な後継者として、金総書記の5月の訪中の際も胡主席と並んで座り、金総書記と会談した。このように、中国最高指導部の共産党政治局常務委員9人のうち3人が、最近半月の間に、北朝鮮関係で動いた。このような動きは、05年の朝鮮労働党創党60周年の時とは違う。当時、平壌(ピョンヤン)で開かれた記念式に、中国の政治局常務委員は出席しなかった。賈慶林常務委員が北京の北朝鮮大使館の記念式に出席し、胡主席が祝電を送っただけだ。北京のある情報筋は、「最近、北朝鮮に様々な契機があったというが、中国が以前よりも北朝鮮に配慮しているのは明らかだ」と話した。

特に、中国指導者が、「北朝鮮の新指導部」という表現をしばしば言及していることが注目される。新指導部には金正恩氏が含まれる。これと関連して、中国外交部傘下の雑誌「世界知識」最新号は、「北朝鮮、新時代に進むか」とういタイトルで、「北朝鮮が世代交代を成功的に進めた後、重大な措置を発表し、改革開放を進めるだろう」と伝えた。同誌は、「北朝鮮の経済難は、いき過ぎた軍事費のためだが、これは、北朝鮮が安全を担保できないためだ。安全が保障され、政策が十分に展開されれば、北朝鮮は一世代内に驚天動地の変化を経験するだろう」と主張した。

興味深いことに、北朝鮮の金桂寛(キム・ケグァン)外務次官が12日に北京に到着した。



mungchii@donga.com