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北朝鮮、対米ライン3人同時昇進

Posted September. 24, 2010 02:56,   

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北朝鮮が28日、労働党代表者会の開幕を控え、内閣傘下である外務省対米外交ラインの首脳部3人全員の昇進を発令した。

北朝鮮の対外用メディアの朝鮮中央通信は23日、93年の第1回核危機後、北朝鮮の核交渉と対米外交を担ってきた姜錫柱(カン・ソクチュ)第1外務次官が、最高人民会議常任委員会の政令により、副首相に任命されたと報じた。また、6者協議の北朝鮮側首席代表だった金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が第1外務次官に、6者協議の北朝鮮側次席代表の李容浩(イ・ヨンホ)外務省参事が外務次官に、それぞれ昇進したと同通信は伝えた。

同通信は、今回の人事に関する特別な説明はせず、昇進の事実を簡単に伝えた。専門家らは、北朝鮮が党代表者会以降、核問題解決に向け、対米交渉に拍車をかけるという意味を表わしたものと分析した。

これに先立ち、北朝鮮の国内用ラジオ放送の朝鮮中央放送は21日、「準備委員会」の言葉を引用し、労働党代表者会を28日に平壌(ピョンヤン)で開催すると報じた。朝鮮中央通信も同日、「朝鮮労働党人民軍代表会、政治局代表会では、金正日(キム・ジョンイル)同志を代表者会の代表に推戴した」として、このように伝えた。北朝鮮メディアが、今回の会議の開幕日を報じたのは初めて。

北朝鮮メディアは今年6月26日、「労働党政治局の6月23日付の決定書で、党最高指導機関の選挙のための党代表者会を9月上旬に招集することを決めた」と明らかにした。しかし、北朝鮮指導部は今月21日まで、特に何の説明もなく、大会を開催していない。北朝鮮メディアは21日の報道でも、会議がなぜ延期になったのか説明しなかった。政府当局者は、「北朝鮮で毎月15日までを意味する期間に会議を開くことができない原因が解消されたことだけは確かだ」と話した。

労働党の規約によると、党代表者会は、5年ごとに開催が規定されている党大会の間に、党の路線や政策など緊急問題を討議・決定するために開催される。今回の会議では、金正日総書記の三男・ジョンウン氏が党の要職を担い、後継者として公式に登場するのか、後継構図の構築前に党内のエリートグループの構成に関心が集まっている。北朝鮮が、制限的な改革開放など党の新しい経済政策を標榜するのかについても注目される。



kyle@donga.com