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ロシアの天安艦調査報告書、ロ外務次官が南北への提供を否定

ロシアの天安艦調査報告書、ロ外務次官が南北への提供を否定

Posted September. 24, 2010 02:56,   

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ロシアが天安(チョンアン)艦沈没事件に関する自国調査団による調査結果報告書を韓国に提供しないだろうと、ロシアのアレクセイ・ボロダフキン外務次官が21日明らかにした。

ロシア外務省のアジア太平洋担当次官で、北朝鮮核問題の6者協議のロシア側首席代表を務めるボロダフキン次官は同日午前、モスクワ市内のホテルで開かれた韓半島情勢に関連したロシア専門家たちのラウンドテーブルに出席し、このように述べた。

次官は、「ロシア調査団の報告書は、当初国家指導部のための内部用として作成された秘密文書であるため、韓国や北朝鮮のどちらにも渡さないだろう」と述べた。そのうえで「今は天安艦事件の原因を追及するべき時期ではなく、韓半島と北東アジア地域の緊張を緩和するための方策を講じるべき時期だ」とし、「そのために6者協議の再開が急がれる」と強調した。

ボロダフスキ次官は、また「危機の責任は南北双方に共にある」とし、「北朝鮮は09年に第2次核実験を行わず韓半島非核化に向けた6者協議に参加するべきだったし、天安艦事件後、米国と韓国が韓半島近くで軍事活動を増加させたのも問題だ」と話した。

緊張緩和のための解決策として「南北と米国、中国などが攻撃的なレトリックを下げて、北東アジア地域で軍事演習を中止することで事態を沈静させる一方で、どの条件下で6者協議を再開できるのか、外交的な議論をするべきだ」と話した。



zsh75@donga.com