2日の国会本会議で、学校公金の約80億ウォン横領容疑を受けた野党民主党の康聖鐘(カン・ソンジョン)議員に対する逮捕同意案が可決された。このため、康議員は、検察に拘留され、裁判所で身柄拘束の判断の令状実質審査を受ける。
康議員の逮捕同意案は、国会本会議に出席したハンナラ党、民主党、自由先進党の議員234人による採決で、賛成131、反対95、棄権4、無効4で可決された。逮捕同意案の処理に反対していた民主党は所属議員たちの個人判断に委ねた。
康議員は03〜09年、京畿道議政府市(キョンギド・ウィジョンブシ)の信興(シンフン)学院の理事長を務め、信興大学とインディアンヘッド国際学校などで、校費や国庫補助金など約80億ウォンを横領し、私的用途に使用した容疑。康議員は、国会本会議での発言で、「私は一銭も受け取っていない」と主張した。
今回の逮捕同意案可決は、95年10月、第14代国会当時、収賄容疑を受けた旧民主党の朴恩台(パク・ウンデ)議員の逮捕同意案可決以来15年ぶり。
一方、ハンナラ党は同日、議員総会を開き、セクハラ問題で康容碩(カン・ヨンソク)議員を除名した。康議員の除名案件は、党の在籍議員172人のうち、採決に必要な3分の2以上の135人が出席し、全員一致で可決した。
除名案可決で除名された康議員は、無所属で議員職を維持できるが、向こう5年間、ハンナラ党に入党できない。ハンナラ党倫理委員会は7月20日に康議員除名案を議決し、党指導部は康議員に対し、自主的に離党するよう勧めたが、康議員はこれを拒否した。
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