20年までには、全国のほとんどの地域にKTX(韓国の新幹線)が運行され、全国が2時間の生活圏に入る。政府は1日、国家競争力強化委員会やグリーン成長委員会、未来企画委員会、地域発展委員会の4つの委員会を開き、このような内容の「KTX高速鉄道網の構築戦略」を決定した。この戦略の中核は、全国の主要拠点都市をKTXネットワークで結び、拠点都市を中心に、地域に30分以内で全ての地域に到着できる広域や急行交通網を構築すること。
これを受け、京釜(キョンブ)高速鉄度の2段階事業(大邱〜釜山=11月開通の予定)など、現在推進している高速鉄道は予定期間内に完成し、京春(キョンチュン)線や全羅(チョンラン)線、原州(ウォンジュ)〜江陵(カンルン)路線など、現在建設中や計画中の路線は、時速230〜250キロまで高速化を図ることにした。また、仁川(インチョン)や慶尙北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)、全羅北道全州(チョンラブクド・チョンジュ)などにもKTXが運営される。
そうなれば、ソウル〜釜山路線は、現在の2時間46分から1時間43分に、ソウル〜光州(クァンジュ)は2時間52分から1時間11分に1時間以上運行時間が短縮される。ソウル〜慶尚北道慶州(キョンサンブクド・ギョンジュ)は現在、セマウル号と無窮花(ムグンファ)号を利用すると、4時間38分がかかるが、高速鉄道網の充実化により、所要時間は1時間22分へと削減されることになる。政府はまた、12年から、仁川空港鉄道とKTX網を連携し、仁川空港までKTXで乗り入れられるようにする予定だ。
国土海洋部の関係者は、「高速鉄道網の充実化事業が完成すれば、事実上、全国のほとんどの地域が、一つの都市圏に統合される効果をもたらすことになるだろう」と見込んだ。
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