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人権委「小学生の集会の自由も保障すべき」

人権委「小学生の集会の自由も保障すべき」

Posted July. 30, 2010 08:12,   

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デモを行っている小学生からピケと取り上げ、破った行為は、憲法が保障した表現の自由を侵害した行為だという国家人権委員会(人権委)の判断が出た。人権委は29日、これに関連して、再発防止教育を行うよう、該当学校に対し勧告を行った。

人権委によると、ソウル江東区(カンドング)の吉洞(キルドン)小学校6年生の担任であるチェ某教師は、国家レベルの学業習熟度評価(学力テスト)を受ける代わりに、体験学習を認めたという理由で、08年12月17日、ソウル市教育庁から解任処分を受けた。それを巡り、一部の児童がその翌日の12月18日、授業時間前に校門前で、「先生を取り上げないでください」と書かれたピケを手にし、デモを行った。当時、同校の金某校長は、「ピケを取り上げ、デモ文化についてしっかり教育を行うべきだ」とし、児童らのピケを取り上げて破った。

人権委は決定文で、「授業時間前に平和的に行った児童らのデモは、他人の権利を侵害したり、施設物を壊していないのに、ピケを取り上げたものだった」と述べ、「これは憲法で保障した表現の自由を侵害する行為だ」と明らかにした。

また、「児童が自由に自分の見解を表示できる権利は、国の安保や公共安全、公共秩序、公衆の保健、他人の権利や自由の保護などが必要な場合のみ制限できる」と述べ、「児童本人に影響を及ぼす問題などに関連した集会やデモの場合は、幅広い意志表現の自由が保障されるべきだ」と付け加えた。



coolup@donga.com