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五輪スピード金の李承勲、今度はショートトラック代表にも

五輪スピード金の李承勲、今度はショートトラック代表にも

Posted July. 30, 2010 08:12,   

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五輪金メダリストにとって一番怖いことは何だろうか。正解は「金メダル後遺症」だ。次の五輪で金メダルを取るのが簡単でないということだ。これは目標意識がなくなったために起こる。李承勲(イ・スンフン、22、写真=韓国体育大学)は初出場したバンクーバー冬季五輪で金メダルと銀メダルを獲得した。ショートトラックからスピードスケートへ転向して7ヵ月しか経っていない時だった。28日、韓国体育大学のスケート場で会った李承勲は、再びスケート靴の紐を締めていた。彼にとって五輪後遺症は別の世界の話だった。

●「まだ成し遂げていない目標がもっと多くあります」

彼は、「五輪金メダルという最も厳しい目標を達成して嬉しいが、別の目標が多く残っている」と言い切った。彼は、「ショートトラックでも国家代表になって金メダルが取りたい。ショートトラック選手時代、たくさんの大会に出場してメダルを取ったが、アジア大会と五輪ではメダルが取れなかった」と話した。

9月のショートトラック、10月のスピードスケート代表選考戦にいずれも挑戦する計画だ。まだ、両種目でメダルを取った選手は海外にもいない。彼は、「世界最高になりたい。当然難しいだろうが、できないことでもないと思う」と力強い抱負を語った。

代表選考戦というハードルを越えたら、次の目標は来年のカザフスタン冬季アジア大会金メダルだ。彼は、「五輪の金メダリストが来年の冬季アジア大会で成績が振るわなかったら、批判されるのが必至だ。しかし、そのような厳しい指摘もまた今度もっと頑張れる刺激剤になると思う」と話した。

●「金メダルの映像、数千回も見ました」

カナダから韓国へ帰ってきた後、彼が一番たくさん見たのは自分が金メダルを取った動画だ。彼は、「何度見ても飽きない。コンピューターや携帯電話に動画を保存して数千回は見ただろう。あの時の感じや姿勢などを見ながら、イメージトレーニングをする。動機付けに最高の映像だ」と話した。

金メダルを取った後の、賞賛の言葉も彼には刺激剤になった。彼は、「韓国へ来て練習が嫌になるのではないかと思ったら、もっと練習に励むようになった。誰かに褒められると、もっと頑張るタイプなので、そうなるようだ」と話した。金メダルを取った後で変わったことについて話してくれと言ったら、彼は様々なことを話した。自信、経済力、周りの関心などについて話した後、彼は「悪いことは一つもない」と笑みを浮かべた。いつまでスケート靴を履くつもりかと聞いたら、彼の答えは明快だった。「まだまだやることが多くあります。スポーツが楽しくなりました」



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