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技術と組織力を持ち合わせた黄金世代 U−20女子代表

技術と組織力を持ち合わせた黄金世代 U−20女子代表

Posted July. 27, 2010 08:36,   

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サッカー韓国女子の成長が目まぐるしい。韓国女子代表チームが初めて結成されたのは、わずか20年前の1990年5月だが、今は世界王者の座を狙っている。専門家らは今回の20歳以下(U−20)ワールドカップ(W杯)でのベスト4入りは、いきなりの出来事ではなく、予告された成績だという反応だ。

●ボールコントロール・戦術理解度も世界的な水準

現在の代表メンバーは韓国女子サッカーの第3世代だ。1、2世代の先輩たちの代表メンバーが、チーム作りが急造だったこともあり、陸上、フィールドホッケー、重量挙げなど他種目の選手から遅れてサッカーへ転換したケースだったのに対して、今の代表メンバーたちは小学校時代からサッカーを始めた初の世代だ。

SBSスポーツのユン・ジョンソク解説委員は、「早く始めただけに、今の選手らはボールコントロール、戦術理解度で世界的なレベルだ」と話した。

A代表にも呼ばれていて攻撃の軸を担っているチ・ソヨンの場合、里門(イムン)小学校2年生の時、男子サッカーチームでサッカーを始め、5年生までチーム内のエースだったほど優秀だった。

●10年の組織力で不利な体格を克服

現在のU−20代表チームの強みは、長い期間チームワークを築いてきただけに、優れた組織力を誇る。蔚山(ウルサン)科学大学のチェ・グァンジ監督は、「選手らは12歳以下、15歳以下代表チームから呼吸を合わせてきているし、08年17歳以下W杯ベスト8入りを達成した主軸だ。欧州や北南米、アフリカ選手らは身体条件が良いが、韓国は組織力でこれを乗り越えた」と評価した。

韓国は毎試合、高いボール占有率を維持しながら試合を支配した。メキシコとの準々決勝では55%対45%とリードし、0−1で負けた米国戦でもボール占有率は56%対44%と上回っていた。

来年、ドイツで開催されるA代表による女子W杯の本大会進出はならなかったが、U−20代表メンバーたちがA代表の中心メンバーになる12年ロンドン五輪と15年女子W杯では好成績が期待されている。

しかし、底辺の薄さから来る限界は否めない。国内女子サッカーの登録選手は小学18校、中学17校、高等16校、6の大学、7の実業チームを合わせて1404人。女子サッカー最強の米国は、05年基準で大学登録選手だけで1万5632人で、日本も大学チームが50チームあまりある。劣悪な現実の下、昨年、女子実業リーグのWKリーグがスタートしたのが、せめてもの救いだ。



kimsk@donga.com