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セクハラ発言で野党が攻勢強める、ハンナラは議員除名

セクハラ発言で野党が攻勢強める、ハンナラは議員除名

Posted July. 22, 2010 08:42,   

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与党ハンナラ党の康容碩(カン・ヨンソク)議員の「女性卑下発言」による波紋の余波が広がっている。ハンナラ党は20日、倫理委員会を招集し、早急に康議員の除名決定を下し、事態の収束に乗り出したが、民主党は「稀有の性的スキャンダルだ」として攻勢に拍車をかけている。ハンナラ党は、民主党所属の高敞(コチャン)郡守の「郡役所女性職員へのセクハラ」疑惑に焦点を当て、逆攻撃に乗り出す構えだ。

ハンナラ党の安商守(アン・サンス)代表は21日、最高委員・重鎮議員連席会議で、「(康議員の事件をきっかけに)性的倫理問題に対し、より一層断固とした姿勢で対処し、一段と強く(党の)綱紀を確立していくつもりだ」と語った。

羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)最高委員は、「党は慎重の上に、慎重を重ねるべきだ」と語り、徐秉洙(ソ・ビョンス)最高委員は、「温情主義を防ぐため、道徳性を備えた社会の有識者が、党倫理委員長を引き受けるべきだ」と提案した。洪準杓(ホン・ジュンピョ)最高委員は、民主党に狙いを定め、「康議員より激しいセクハラをした自治体首長がいるだけに、民主党も早急に決定を下すべきだ」と切り返した。

民主党の丁世均(チョン・セギュン)代表は同日、「恩平区(ウンピョング)文化芸術会館で開かれた最高委員会議で、「康議員事件は、与党議員が大統領夫妻までセクハラに利用した稀有の猟奇的かつ、破倫的性的スキャンダルだ」と批判した。

同党の盧英敏(ノ・ヨンミン)スポークスマンは同日、平和放送のラジオインタビューで、「康議員が周りにいた学生らに対し、一人一人電話をかけている様子だが、その内容は脅迫や懐柔に近いもので、(当事者らは)電話に出ることができないという」と主張した。民主党は同日、康議員に対する処分要求案を、国会倫理特別委員会に提出した。

康議員と問題の飲み会に同席した民主党の全賢姫(チョン・ヒョンヒ)議員は、時ならぬ「有名人」となった。康議員が全議員を羅卿瑗議員に比較して「女性議員の外観は、ハンナラ党よりは民主党が増しだ」と話したというメディア報道のためだ。全議員のホームページは同日、アクセスが集中し、一時ダウンした。

比例代表の新人で院内スポークスマンを務めている全議員は、記者団に対して「このようなことで、話題人物にはなりたくない」と戸惑った。康議員の問題発言については、「康議員とはテーブルが離れていたので聞こえなかった」と話し、康議員が自分の外観について触れたという報道については、「事実なら、不適切なことだと思う」と語った。



surono@donga.com jin0619@donga.com