昨年、韓国の１人当たり国民所得の世界順位が、５ランク下落した４５位と集計された。経済規模は、世界１５位で、２年連続で横ばいとなった。
７日、世界銀行（世銀）の「世界開発指標（ＷＤＩ）」によると、０９年韓国の１人当たりの名目国民総所得（ＧＮＩ）は１万９８３０ドルで、２１３ヵ国のうち５４位だった。０８年の４９位より５ランクも落ちた。
世銀は、昨年ウォン・ドルの平均為替相場を適用する韓国銀行（中央銀行）と異なり、直前３年間の平均為替相場を適用し、このように発表した。短期的な為替相場の変動で、国民所得がその国の実情と合わない評価をしないようにする狙いだ。
韓銀の関係者は、１人当たりのＧＮＩ順位が５ランクも後退したことについて、大幅な「ウォン高（ドル安ウォン高）」により、似たような規模の国の中で、為替相場の影響を大きく受けた」と説明した。
欧州のモナコは、２０万３９００万ドルで１位となった。これは、韓国の１人当たりＧＮＩの１０倍規模だ。最下位の２１３位となったアフリカのブルンディ共和国（１５０ドル）の１３５９倍だ。
achim@donga.com
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