頑張れコリア！歴代のＷ杯監督４人の応援メッセージ

●金正男（キム・ジョンナム）＝１９８６年メキシコ大会

我々は、サッカーのワールドカップがどういうものなのかすら、知らない時代に出場した。そのため、不安だったし、大会が終わってから、ようやく我々もやればできることに気付いた。しかし、今回の韓国代表チーム選手らは、ワールドカップを見ながら成長し、何度も経験した選手も大勢いる。その上、いつになく戦力は頼もしい。地域予選や強化試合でも、様変わりした姿を見せてくれた。我が選手らを信じている。試合は、前半に勝利のチャンスをつかめなければならない。絶対に気後れすることなく、自信を持ってグラウンドを走り回れ。

●李會擇（イ・フェテク）＝１９９０年イタリア大会

言葉などいらない。これまで流した汗が水の泡にならないよう、ベストを尽くしてプレーせよ。今回、ベスト１６入りを果たせなければ、しばらく遠征でのベスト１６入りは難しいかもしれない。今こそ、過去最高の戦力だ。朴智星（バク・ジソン）や李青龍（イ・チョンヨン）、奇誠庸（キ・ソンヨン）、朴主永（バク・ジュソン）など、欧州でプレーしている選手が最も多い。０２年の韓日ワールドカップ共催時のベスト４入りの主役や新鋭がよく調和をなしている。我々の時代は選手の大半が国内組だったし、協会からの支援も大したものでなかった。今は様変わりしている。国民によいプレゼントを持って、戻って来い。

●金皓（キム・ホ）＝１９９４年米国大会

我々はきちんと準備ができず、ワールドカップを賢明に乗り越えることができなかった。そのため、残念な気持ちも多く残っている。我が選手らは、絶対後悔しながら、戻ってくることがあってはならない。これまでよく頑張ってきたように、自信を持って取り組めば、よい結果を得られるだろう。韓国サッカーの存在感も相当高まっている。その分だけ、我が選手らがよく頑張っているという意味でもある。体に気をつけ、怪我することがないように願う。最後までベストを尽くして来い。１６年前、コーチとして私を補佐した許丁茂（ホ・ジョンム）監督の健闘を祈る。

●車範根（チャ・ボムグン）＝１９９８年フランス大会

国民が一丸となってベスト１６入り以上の成績を切に願っている。しかし、選手らは負担を感じてはならない。緊張してはならない。これまで、過度な負担のため、台無しになったことが何度かあった。精魂をこめ、試合に打ち込めば、結果はおのずと出てくるものだ。ベラルーシとの親善試合では、我が選手らの体は重かった。負担は試合能力を落とす。リラックスして試合に臨めば、目標を達成することができるだろう。