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オーサー氏「ヨナのコーチを続けたい」 浅田真央コーチ説否定

オーサー氏「ヨナのコーチを続けたい」 浅田真央コーチ説否定

Posted April. 26, 2010 03:33,   

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「えっ?浅田真央選手が私にですか」

戸惑いが感じられた。24日、受話器の向こうから聞こえるブライアン・オーサー・コーチ(49=カナダ)の声は少し震えていた。「フィギュア女王」金姸兒(キム・ヨナ、20=高麗大)のコーチであるオーサー氏は、最近日本の浅田真央からコーチ就任のオファーを受け、悩んでいるといううわさが立っていた。これについてオーサー氏は、「3月にトリノで開かれた世界選手権で、浅田のマネジメント会社から、コーチを務めてくれないかという話を持ちかけられたのは事実だ。しかし、それ以来はいかなるオファーもなかったし、私もその件で浅田側とコンタクトしたことはない」と明らかにした。

当時、浅田側からコーチ就任のオファーはあったが、オーサー氏の答えは「考えてみる」でもなく、「断り」だった。オーサー氏は、「私にとって、第一はヨナだと答えた。それきりだった」と話した。そして「浅田のオファーで悩んでいるというわさが立っているようだが、私は考慮さえしていない」と加えた。

金姸兒と再契約するかどうかについては、「再契約ではない。私とヨナとの関係は、『契約』では説明できない。私とヨナは信頼に基づいた関係だ」という答えが返ってきた。オーサー氏は、金姸兒が自分のフィギュア人生で初の弟子であるだけに、契約による関係ではなく、特別な関係であることを強調した。オーサー氏は、07年金姸兒のコーチを引き受け、プロ選手としての生活を整理し、コーチとしての人生を始めた。

金姸兒の今後について、オーサー氏は「関与する考えはない」としたが、金姸兒のコーチを続けたいという考えを伺わせた。氏は、「ヨナが選手生活を続けるか、それともプロになるのかについて近く決定するだろう。私はヨナのコーチを続けたい」と言い、「5月にはヨナが海外キャンプ地であるカナダ・トロントに戻る。そのとき全てが決まるだろう」と話した。オーサー氏の口調から、金姸兒を待っている強い気持ちが感じられた。

オーサー氏は、最近話題を呼んでいる「金姸兒株式会社」説については知らなかった。氏は、「ヨナがどんなマネジメント社を選択するかについては全く知らない。関与する考えもない」と話した。

一方、オーサー氏スカウト説について、浅田側は否定した。日本のスポーツ紙「日刊スポーツ」は25日付で、浅田側の話として、浅田がオーサー氏を来季のコーチにスカウトする計画がないと報じた。浅田側は、「オーサー氏スカウト説について、日本スケート連盟から問い合わせがあった。日本と韓国の関係を悪くさせるようなことはしない」として、オーサー氏のスカウトに乗り出さない考えを明らかにした。



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