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李大統領「分断60年で軍にもマンネリズム」と指摘

李大統領「分断60年で軍にもマンネリズム」と指摘

Posted April. 22, 2010 02:57,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は21日、海軍哨戒艦天安(チョンアン)の沈没事件に触れ、「我々は、これまで(南北が)分断している国であるという安保意識を忘れて過ごしてきた。分断から60年も経っていると、軍も多少はマンネリズムに陥っていたのではないかという気がする」と述べた。

李大統領は同日、大統領府で第7回地域発展委員会の会議を主催し、冒頭発言でこのように述べ、「国民もわずか40マイルの外に長距離砲で武装した北朝鮮がいることを忘れて暮らしていると思う」と話した。

そのうえで「国民と軍がともに自覚を持つことで、むしろ今の困難が困難で終わるのではなく、安保に対する私たちの認識を変え、またすぐ近くに世界で最も好戦的な勢力である北朝鮮がいることを改めて認識する機会にすれば、犠牲になった方々に報いることになるだろう」と語った。

李大統領は同日、「予想できなかった天安艦事件で、多くの若者たちが犠牲になり、国民の皆さんが胸が詰まる思いを経験している」と言い、軍のマンネリズムと安保意識の緩みを直接的に指摘した。

この発言は、事件を機に、国の安保システムを相対的に再検討し、軍の綱紀を立て直す考えを改めて示したものと受け止められている。

李大統領は、続いて7大宗教団体の首脳らを大統領府に招いて昼食をともにし、「南北が対峙しているなかで、このような事件が起き、国民の皆さんが不安に思い、心配をかけている」とし、「原因をめぐって軋轢と分裂があるが、国家安保の問題では一つの声をだすべきだ。今回の事件を賢明に解決し、わが国の安保を堅固にするきっかけにしたい」と話した。



yongari@donga.com