海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」の被害者家族葬儀委員会のナ・ジェボン委員長は20日、「葬儀を海軍葬(5日葬)で執り行い、告別式は京畿道平澤市浦升邑(キョンギド・ピョンテクシ・ポスンウプ)の海軍第2艦隊司令部で行うことで事実上確定した」と話した。海軍も同案を国会国防委員会に提出した。
葬儀手続きの開始は、艦首の引き揚げが行われる24日以降になるものとみられる。このため、家族協議会は、公式名称を戦死者家族協議会に変え、実務陣も直系家族を中心に新たに構成する予定だ。これまで、家族協議会を率いてきた李ジョングク代表は退く。家族が本格的に葬儀について協議することで、海軍側も家族の同意を得て遺影を作るなど、実質的な葬儀準備に入った。
同日、死亡・行方不明の将兵46人全員に対する最後の給与も支給された。平澤第2艦隊関係者は、「天安艦の将兵全員に月給外手当てが支給された。今回支給された手当ては、3月分の時間外手当て、家族手当て、食事手当てなどだ」と話した。これに先立ち、9日には、最初に遺体が発見されたナム・ギフン、金テソク上士をはじめとする46人全員に給料が支給された。天安艦の犠牲者家族の一部は同日、最後の給与が支給されたという話を聞いて涙を流した。バージ船に載せられたまま、第2艦隊司令部の平澤港に停泊中だった天安艦の艦尾は同日、陸上の据置台に移された。
一方、気象の悪化で中断していた天安艦の艦首の引き揚げ作業が、20日に再開された。海軍関係者は、「1、2本目のチェーンの安全性の検査を行った結果、異常がないことが明らかになった。切れた3本目のチェーンを新しいチェーンに替え、連結する作業を行った」と話した。
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