Go to contents

ウサイン・ボルト、大邱世界陸上選手権大会に出場 組織委員会が発表

ウサイン・ボルト、大邱世界陸上選手権大会に出場 組織委員会が発表

Posted April. 20, 2010 04:14,   

한국어

「エイリアン」スプリンターのウサイン・ボルト(24=ジャマイカ)が韓国を訪問する。

11年大邱(テク)世界陸上選手権大会組織委員会は19日、「ボルトが来月19日、大邱スタジアムで開かれる第6回大邱国際陸上大会男子100mに出場する」と明らかにした。ボルトの韓国訪問は初めて。

当初、ボルトは5月13日行われるカタール・ドーハ大会で今シーズンの初レースに臨み、10日後中国・上海で開かれる国際陸上連盟(IAAF)のダイアモンドリーグに出場するものとされていた。しかし、ボルトは韓国への申し訳ない思いと事前下見のため、予定を変更したというのが、「三顧の礼」で彼の招待を進めていた組織委の関係者の説明だ。

ボルトは、昨年ベルリン世界陸上選手権で、男子100m(9秒58)と200m(19秒19)で驚異的な世界記録を打ちたて、優勝した後、9月の第5回大邱国際陸上大会に出場する予定だった。しかし、「疲れた。故郷に早く帰りたい」という理由から早期にシーズン終了し、ジャマイカ行きの飛行機に乗り、韓国のファンらをがっかりさせた。それに対するお詫びということで、韓国行きを選んだ。

ボルトの出場だけでも来月の大会には、ファンらが押し寄せるものと予想される。文東厚(ムン・ドンフ)組織委共同委員長は、「世界で一番速い選手が、大邱でシーズン初の100mに出場することになり、とても光栄と思う。多くのファンらが訪れ、ボルトのレースを楽しんでくれることを期待する」と述べた。

08年6月、9秒72の100mの新記録を樹立し、彗星のごとく登場したボルトは、2ヵ月後、北京五輪の陸上100m(9秒69)と200m(19秒30)、400mリレー(37秒10)でいずれも世界新記録で制し3冠王になり、世界を驚かせた「怪物」だ。その後、世界のスプリンターは彼となった。

ボルトの出場で韓国のファンらは、もう一度100mで9秒台のレースを観戦できる。シーズン初の100m出場のため、世界記録に匹敵するような記録を出すことは難しいが、9秒台のレースを見せてくれることは、さほど困難なものではない。大会記録は、昨年タイスン・ゲイ(28=米国)が樹立9秒94.1988年ソウル五輪で米国のカール・ルイスが9秒92の新記録をマークしたことに次ぎ、韓国内で樹立した歴代2番目の記録だ。



yjongk@donga.com