大リーグの秋信守(シュ・シンス、28=クリーブランド)が二日連続で本塁打を放った。
13日、クリーブランドの本拠地、プログレシブフィールドで行われたテキサス戦で3番・右翼で出場し、本塁打1本を含め、3打数3安打1打点1得点1盗塁と大活躍した。
秋信守の複数安打は、8日にあったシカゴ・ホワイトソックス戦以降二度目で、1試合3安打は今季初めて。昨季は20本塁打と21盗塁で、東洋人では初めて20−20クラブ入りした秋信守は、今季初めて1試合に本塁打と盗塁を同時に記録し、今季の目標としている30−30クラブ入りを目指した本格的なレースに突入した。
秋信守は最初打席から本塁打を飛ばした。1回裏の2死無走者で打席に入った秋信守は、2ボールのカウントで、リッチ・ハーデンの内角高めの145キロの直球を引っ張ったのが、右中間フェンスを越える先制点となった。昨季、シカゴ・カブスでプレーし9勝(9敗)をあげているハーデンは、150キロ台の球で141イニングを投げ171奪三振をマークしている剛速球派だ。
前日、外郭のチェンジアップを流し打ちして今季初本塁打を放った秋信守は、これまで弱点とされてきた内角高めのボールを、この日は本塁打に結びつけた。開幕戦以降5試合で三振を9回を喫した秋信守は、前日から選球眼が生き返り、2試合連続で三振無しで試合を終えた。
秋信守は3回には四球で出塁し、6回には安打で塁に出たあと、ジョニー・ペラルタの犠牲フライで生還した。8回には二塁打を打ったあと、3塁を盗み、今季3回目の盗塁を記録した。序盤振るわないプレーで1割1分1厘だった打率は、2割5分(24打数6安打)に押し上げた。しかし、クリーブランドは11回延長にもつれこむ接線の末、2−4で負け、4連敗(2勝5敗)を喫した。
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