Go to contents

[社説]「労組が製品の品質を保証する」

[社説]「労組が製品の品質を保証する」

Posted March. 18, 2010 04:08,   

한국어

金属労組・現代(ヒョンデ)自動車支部の李ギョンフン支部長は、「GMの工場閉鎖により、米デトロイト市全体が廃墟と化したことを目の当たりにし、言いようのない大きなショックを受けた」と打ち明けた。李支部長は先月1日から10日間、米国や中国の現代車の現地工場や産業地帯を訪問した。帰国後、先月25日付けの労組新聞に、「(デトロイトは)現在2つの工場だけが稼動しており、都市機能が麻痺している」とし、米GMやフォードのような不幸な鉄を踏まないためには、労使共に変わらなければならないと書いた。氏はまた、「品質のよい名車の生産こそ、雇用安定」という投稿文で、トヨタ自動車のリコールの事態をきっかけに、現代車を名車へと押し上げる労使共栄の戦略を示した。

LG電子労組は、国内外の顧客を対象に製品の品質を保証し、従業員を「現場経営者」に育成することを決めた。朴ジュンス労組委員長は、「トヨタ自動車はグローバル的な品質危機に見舞われているが、労組はなんら役割を果たしていない」とし、未来志向的な労働運動を展開するつもりだと語った。労組が製品の品質を保証するのは、韓国労働運動史で初めてのことで、高く評価するに値する。

現代自動車労組やLG電子の労組は、「廃墟となったデトロイト」や「トヨタ自動車のリコール事態」から貴重な教訓を得ることができた。全米自動車労組(UAW)による無理な要求が、自動車都市デトロイトを崩落させたことから、強い悟りを得た。トヨタ自動車の事態を目にし、労組が品質管理にベストを尽くしてこそ、雇用が保証されることに気づいた。政治ストが日常茶飯事の強硬闘争や数多いデモでは、真なる労働者の利益を守りきれないことを、彼らの方から先に口にし始めている。

昨年から民間企業の労組を中心に、脱政治・脱イデオロギーの風が吹いているのは、まことに幸いなことである。KT労組を始め、民主労総から脱退する労組が相次いでいる。現代自動車の労組支部長選挙では、15年ぶりに闘争の代わりに安定や実利を掲げた李ギョンフン氏が当選された。双龍(サンヨン)自動車労組は、経営正常化に向け、争議行為を一切行わないことを宣言した。今月初頭には、現代重工業やKT、ソウルメトロ労組など、全国40あまりの労組が、「新たな希望の労働連帯」を発足させ、新しい労働運動を模索している。

今年は、労組専従者への賃金支払い禁止の実施を始め、労使関係に大きな変化は不可欠だ。現代車やLG電子の労組のように、責任意識の高い労組が増えれば、韓国経済の希望を膨らますことができる。