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ロシアで韓国人留学生、また襲われる

Posted March. 09, 2010 09:59,   

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ロシアで、外国人に対する嫌悪犯罪が猛威を振るう中、7日、モスクワに留学中だった韓国人留学生1人が、暴漢凶器で刺され、重体となった。

外交通商部と駐露韓国大使館によると、同日午後5時頃、モスクワ市西部の新興住宅地域のユーゴザーパドのある店舗前で、モスクワ国立映画大学3年在学中のシム某氏(29)が、覆面の暴漢1人が振りかざした凶器で、首を刺された。

シム氏は、事故直後、近くの市立病院に搬送され手術を受けたが、重体だという。外交部当局者は8日、「シム氏の手術は成功したが、現在も危篤状態だ。酸素マスクで、3日ほど容態を見なければならない」と語った。

高校を卒業し、兵役を終えた6年前、モスクワに留学したシム氏は、事故当日、教会で礼拝後、誕生日を迎えた同胞の子ども4人と別の留学生1人とともに、教会近くのカラオケから帰る途中、被害に遭ったという。

目撃者によると、シム氏が子どもたちと別れ、約10メートル歩いたところ、白い覆面の暴漢が駆け寄り、シム氏の首を刺し逃げた。

以前にも、ロシア現地の大学の交換学生プログラムに参加した韓国人大学生カン某氏(22)が先月15日、極東アルタイ地方のバルナウル市で、現地の青年3人に凶器などで集団暴行を受け、死亡した。

外交部当局者は、「スキンヘッドの犯罪という主張があるが、まだ誰がなぜ犯行を行ったのかまったく分からない。ロシア側に迅速な捜査と再発防止を要請した」と明らかにした。

一方、政府は近く、旅行警報の上方修正を含む旅行者の安全問題に対する総合対策を発表する予定だ。



raphy@donga.com zeitung@donga.com