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「延ばすことはない」親李系、世宗市問題で党方針採択に拍車

「延ばすことはない」親李系、世宗市問題で党方針採択に拍車

Posted February. 16, 2010 09:01,   

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与党ハンナラ党内の親李系(李大統領系)議員らが、旧正月の連休が終わるやいなや、世宗(セジョン)市問題の決着をつけようとアクセルを踏んでいる。親李系議員らは、ただちに世宗市に関する議員総会の招集を求め、圧迫の水位を上げている。李明博(イ・ミョンバク)大統領が12日、世宗市問題に関連して、「党が中心になって結論を下せばいい」と促したことが、親李陣営の「速度戦」の追い風になっているようだ。

親朴系(朴槿恵氏系)議員らは、「議員総会の招集は、党論変更のための圧力だ」として反発している。「強盗論」論議が終息し、一時休戦に入った両陣営の再激突が、秒読み段階に入った様相だ。

●安商守院内代表「議員総会は原則どおり招集」

親李系の鄭斗彦(チョン・ドゥオン)議員は15日、東亜(トンア)日報の電話取材に対し、「安商守(アン・サンス)院内代表に今週中に議員総会の招集を求めるために、数人の議員と話し合っている」と伝えた。党の人材迎入委員長の南景弼(ナム・ギョンピル)議員も同日、記者団に対して、「今月(議員らが)議員総会を要求する可能性が高い。(議員らの)意見を(まず)まとめて、修正案に盛り込むのも方法だ」と話した。

院内代表が必要によって招集する議員総会は、在籍議員10分の1以上の要求があれば、開かなければならない。ハンナラ党の在籍議員は169人で、17人が要求すれば議員総会を開くことができる。結局、親李系議員だけで議員総会の招集を要求できるということだ。議員総会の開催の鍵を握る安院内代表は、東亜日報の電話取材に対して、「議員総会招集の要求があれば、原則どおり招集する。党論を決定するということではなく、良い解決方法を模索しようということなので、親朴系も応じない理由はないのではないか」と話した。

このような状況で、親李系議員らが主軸の「共に明日へ」が16日に開催するワークショップが注目を集めている。世宗市問題をめぐる党内の声が公論化される可能性が高いためだ。親李系の鄭泰根(チョン・テグン)議員は、「党内の討論が始まれば、原案か修正案かを越え、多様な折衷案と出口戦略が出る可能性がある。討論を先送りすることは、もはや名分がない」と話した。

●親朴系「静中に動あり」

朴槿恵(パク・グンヘ)元代表の報道担当的な存在の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)議員は、「院内代表が数日前まで、「議員総会はない。当分の間、議論を自制しよう」と言ったが、一日で突然変化するとは『朝令暮改』だ。世宗市原案の白紙化を議論するための議員総会は、墓穴を掘ることだ」と批判した。

しかし、党内の議論そのものを拒否していた親朴系のムードにも、少なからぬ変化が感知されている。親朴系の兪奇濬(ユ・キジュン)議員は、東亜日報の電話取材に対し、「議員総会が出口戦略の一つなら賛成する」と述べ、李鶴宰(イ・ハクジェ)議員も、「指導部が修正案賛成の意見だけ出している状況で原案の長所を伝えるためにも、議論の場が設けられるなら、積極的に対処する必要がある」と述べた。

このような中、朴元代表は、旧正月の連休前の12日、自分のミニホームページに、「例年より寒く、雪もよく降った冬が過ぎていく。これまで困難も多かったが、私たちは挫折しなかった。今年は、皆がより一層賢く対処し、どんな困難にも打ち勝つことを願う」と書き込んだ。

●大統領府、党議論に神経を尖らせる

大統領府は、親李グループに力を与える様相だ。李大統領は12日、ハンナラ党指導部に会い、「考えが違っても、党で決めたのなら、それに従ってこそ民主主義だ」と強調した。大統領府は、親朴系が修正案反対の考えを曲げないうえ、世論の動向が不透明な状況で、党内の意見収れんの過程を遅らせる理由はないと考えている。世宗市問題が地方選挙後まで長期漂流する場合、国政に負担となる懸念があるものとみえる。

しかし、大統領府も、党論の変更手続きが簡単にできるとは考えていない。親朴系議員約50人が隊伍を組めば、事実上、党論の変更は難しいためだ。大統領府のある参謀は、「党論採択の過程で議員個人の所信を保障する様々な代案が議論されるだろう。方法論は、党で選択する問題だ」と話した。

いっぽう、大統領府は、世宗市関連5法案の立法予告の期間が16日に終わったことで、今月末までに公聴会の開催、法制処の審査、次官会議などの手続きを終える方針だ。その後、来月初めの閣議で世宗市関連法の審議を終え、国会に送る計画だ。



egija@donga.com koh@donga.com