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トヨタ、新型プリウスも30万台リコール

トヨタ、新型プリウスも30万台リコール

Posted February. 06, 2010 08:16,   

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トヨタ自動車は5日、ブレーキシステムの欠陥を巡る議論が起きている新型プリウス30万台について、全面的リコール(回収や無償修理)を決めたと、朝日新聞が報じた。トヨタはこれと共に、高級ブランド「レクサス」のハイブリッド車両(モデル名=HS250h)も、ブレーキに問題があるかどうか調査に乗り出している。同車両も、プリウスと同様のブレーキシステムを採用している。その前日まではリコールに慎重な姿勢を示していたトヨタが、いきなり態度を変えたのは、最近相次いでいる大規模なリコール事態により、大きなダメージを受けている企業イメージをめぐり、急いで挽回を図りたいという、狙いがあるとみられる。

トヨタは、プリウスが滑りやすい道路などの特定条件では、ブレーキがうまく利かないという消費者らの苦情が寄せられただけに、原因と見られる滑り止め自動制御装置(ABS=Anti-Lock Brake System)のソフトを見直す方針だ。

さらに、トヨタは、レクサス・ハイブリッド車両にも、ブレーキの欠陥があるかどうか調べている。トヨタのハイブリッド車両に適用されたブレーキシステムは、エネルギー効率を高めるため、電力回収ブレーキが作動した後、油圧ブレーキに切り替えられる2重ブレーキ構造となっている。

国土海洋部(国土部)は6日、傘下の交通安全公団・自動車性能研究所に対し、ハイブリッド自動車であるトヨタ・プリウスのブレーキ欠陥の可能性について調査するよう、指示したと明らかにした。プリウスは昨年10月20日から輸入を開始しており、現在540台が運行している。国土部は、「国内に持ち込んだプリウスの場合、これまで、運転中に線路やマンホールなどを通る際、瞬間的にブレーキが利かないという届けが4件寄せられた」と明らかにした。



changkim@donga.com sys1201@donga.com