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作戦地域は全世界、イージス戦団出動

Posted February. 02, 2010 09:21,   

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韓国海軍が1日、最新鋭のイージス駆逐艦と韓国型駆逐艦、上陸輸送艦などを主軸に、独自の大洋作戦ができる初の機動戦団を創設した。

丁玉根(チョン・オククン)海軍参謀総長は同日、釜山(プサン)作戦司令部で開かれた第7機動戦団の創設式で、「第7機動戦団の創設により、韓国海軍は世界のどこでも作戦を遂行でき、有事の際、紛争を早期に終結させるなど、国家戦略目標を達成する戦略的な柔軟性を備えることになった」と述べた。

機動戦団は、韓半島だけでなく全世界を舞台に、戦時・平時に戦争の抑制や戦争の拡大防止、海上交通路の保護任務を独自に遂行する能力を持つ戦力だ。機動戦団が創設されたことで、海軍は、1945年に「海防兵団」という名前で創設以来、65年経ち大洋海軍に生まれ変わった。

「21世紀亀甲船艦隊」と呼ばれる海軍機動戦団は、日本の海上自衛隊の護衛艦隊に匹敵する戦力を備えている。イージス駆逐艦(KDX−Ⅲ)の「世宗大王」(7600トン級)をはじめ、「忠武公李舜臣」「文武大王」「大祚栄」「王建」「姜邯賛」「崔瑩」の韓国型駆逐艦((KDX−Ⅱ)6隻が主力として配備される。任務の性格と状況に応じ、アジア最大の上陸輸送艦「独島」(1万4500トン級)や潜水艦(1800トン級)、軍需支援艦、海上哨戒機(P3−C)、上陸機動ヘリコプターなどが後方支援する。

第7機動戦団は、通常、2つの隷下戦隊に分かれ、海上交通路の保護、対北朝鮮態勢の維持、国家対外政策の支援などの任務にあたる。「世宗大王」を旗艦とする第71戦隊は、1日から釜山海軍基地で活動に入った。今年8月に海軍に引き渡される2隻目のイージスカ艦「粟谷李珥」を旗艦とする第72戦隊は来年末に創設され、慶尚南道(キョンサンナムド)の鎮海(ジンヘ)作戦基地に配備される。また、2014年に建設される済州(チェジュ)海軍基地には、3隻目のイージス艦「権慄」(仮称)を旗艦とする第73戦隊が創設される計画だ。

さらに、2019年から2026年までに実戦配備される予定の「ミニイージス艦」5600トン級の次期駆逐艦(KDX−ⅡA)6隻も、機動戦団隷下戦隊に配備され、沿岸の防御だけでなく、済州道南方海域以上の遠距離作戦に投入されると、海軍は説明した。

第7機動戦団の初代戦団長には、「文武大王」艦長と海軍本部政策室長を務めた李ボムリム准将

(海事36期)が任命された。李准将は、4月から4ヵ月間、ソマリアのアデン湾海域で海賊退

治の任務を遂行する多国籍軍の連合海軍司令部(CTF−151)の指揮官も務める予定だ。



ysh1005@donga.com