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「月の小遣い3千万、外車3台」 ケーブルTVが資産家2世たちの日常を公開

「月の小遣い3千万、外車3台」 ケーブルTVが資産家2世たちの日常を公開

Posted January. 07, 2010 09:19,   

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「1ヵ月に3000万ウォンぐらい使うでしょう。車はロールスロイスのファントム、ベンツ、ランボルギーニが1台ずつあるし…」

昨年に放送されたKBSのドラマ「花より男子」の主人公ク・ジュンピョ(李ミンホ)の台詞ではない。ケーブルテレビ「オンスタイル」が10日から8回分で放送しているリアリティ番組「パパリッチ」の出演者が明かした自分のライフスタイルだ。

「パパリッチ」とはその名の通り、金持ち(rich)の父親(papa)を持つ韓国の20代男性4人が出演し、日常の生活を公開する番組。オンスタイルは、「大韓民国の上位1%の20代のイケメンたちのリアルライフ」という謳い文句を掲げた。

「パパリッチ」出演者のオム・ソンモ(25)やユン・ソクミン(25)、金ヒョンウ(21)、朴ジェヨン氏(20)は全員、国内で知る人ぞ知る家柄の出身だ。制作チームによると、オム氏の父親は、全国に複数の病院を持っている医療業界の財閥であり、小児科医である。オム氏は子役出身で、俳優活動をしている。朴氏はM社の外孫で、金氏はKグループの外孫だ。ユン氏の家族背景について制作側は明らかにしていないが、一部のネットユーザーは有力金融家の息子だと主張している。

最近、インターネットのホームページに公開された番組のPR映像から、オム氏は1ヵ月の小遣いが200万ウォンで、ユン氏は高級外車を数台保有していると明らかにしている。金氏は2億ウォンもする品物を一括払いで購入すると主張し、朴氏は「(酒は)バレンタイン30年産しか飲まない」と語った。画像には、彼らが乗馬やゴルフを楽しむ様子が映っている。

PR映像を見た視聴者たちは、放送開始前から出演者や制作側に批判のまなざしを送っている。ネットのハンドルネーム「cooln」は、「上位1%でない残りの99%は、疎外感を感じるだろう」と指摘した。ハンドルネーム「martain」は、「財閥の子息らは、庶民は一生手にできない車を何台も持っていると主張するなど、正気でないことばかり口にしている」として、あからさまに批判した。

出演者たちは、このような反応はすでに予想したかのように、PR映像の中で「ただ悪口を言われたくてやっているまで」「もともと人の言うことは気にしない」と口にしている。しかし、制作側は、最初のPR映像で、朴氏の家柄について「M乳業」と紹介したが、急遽「大手企業」と修正するなど番組がもたらす反響に気を使っている。

メディア評論家のビョン・ヒジェ氏(シルクロードCEOフォーラム会長)は、「資本主義の社会で、上流層の子息がどのような悩みや努力をしているか、ありのままを見せるのも意味あることだろう」としながらも、「出演者らの贅沢な姿だけ扱うことになれば、ドラマや映画を通して、定型化された上流層の悪いイメージへとつながり、階層間の対立のみ助長することになるだろう」と指摘した。



surreal@donga.com