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予算審議始まった国会、李大統領「庶民支援ために」と早急処理を訴え

予算審議始まった国会、李大統領「庶民支援ために」と早急処理を訴え

Posted December. 08, 2009 09:21,   

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7日、国会が来年度予算案審議の第一歩を踏み出した。国会予算決算特別委員会が、総合政策質疑を始めた。李明博(イ・ミョンバク)大統領と鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相はともに、国会に来年度予算案の早急な処理を訴えた。

●李大統領と鄭首相、「予算案を早急に…」

李大統領は、大統領首席秘書官会議で、「経済危機に苦しむ庶民を年明けから迅速に支援するには、予算案の早急な(国会)通過が切実だ。政府が、予算案の通過に積極的に臨んでほしい」と述べた。そのうえで、「今年、企業が比較的良い成果で幸いだが、まだ庶民は雇用不足で経済回復を体感できずにいる。政府は、年末年始に庶民と低所得者層へより多くの関心を払ってほしい」と注文した。

鄭首相も同日午前、予算決算特委全体会議に出席し、「予算の早期執行で景気回復を後押しするためには、予算案の早急な可決が切実だ」と述べた。また、「庶民重視の政策基調を支えるため、国民生活の安定と雇用創出に最優先価値を置き、成長潜在力の拡充にも多くの努力を傾けた」と強調した。与党ハンナラ党の安商守(アン・サンス)院内代表は、最高委員会議で、「24日までに予算案を通過させ、庶民が厳しい寒さで被害がないよう最善を尽くす」と述べた。

●野党「4河川予算の大幅削減を」

同日の予算決算特委で与野党は、世宗(セジョン)市問題と主要4河川整備事業を巡り、攻防を繰り広げた。

ハンナラ党の林東奎(イム・ドンギュ)議員は、「世宗市が原案どおり推進されなければ、革新都市、企業都市まで白紙化されると主張して世宗市計画修正反対を扇動する勢力がある」とし、世宗市予算の削減を主張した。同党の李迵雨(イ・チョルウ)議員は、「世宗市移転企業に莫大なインセンティブを与えることは、地域間の不均衡を深める恐れがある」と話した。

しかし、野党民主党の李始鍾(イ・シジョン)議員は、「世宗市修正案を国民が反対すれば、鄭首相は行政力の浪費と国論分裂の事態を招いた責任を負い、辞任すべきだ」と主張した。同党の姜昌一(カン・チャンイル)議員は、「行政中心複合都市は、首都圏の過密化を解消し、国家の均衡発展を図るための政策だ」とし、政府の世宗市修正方針を批判した。

4河川事業の予算に関連し、民主党の姜雲太(カン・ウンテ)議員は、「4河川事業は、妥当性調査の欠如、拙速な環境影響評価、洛東江(ナクトンガン)中心の大運河前哨事業という問題点を抱えている」とし、予算の大幅削減を求めた。一方、ハンナラ党の鄭泰根(チョン・テグン)議員は、「水量を確保し、水質まで改善するには、4河川事業の予算は多いわけではない。河川を整備するには、水質改善事業にどれほど追加(費用)が必要か検討する必要がある」と反論した。



yongari@donga.com rews@donga.com