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警察「爆発起こす発火物質」捜索、射撃場火災で

警察「爆発起こす発火物質」捜索、射撃場火災で

Posted November. 20, 2009 09:10,   

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釜山(プサン)室内実弾射撃場における火災死亡事故について捜査を行っている警察は19日、今回の火災の最初の発火原因を解明するのに全力が上げていると明らかにした。現在、警察が分析を行っている発火原因は、銃口におけるスパーク(火花)や電気ショート、標的移動用モニターの加熱など。

警察は、射撃を行う際、銃口から出た火花が、床に残っていた残留火薬や空気中の粉塵に燃え移った可能性について探っている。換気扇が作動せず、射撃台周辺の室内空気に、ガスと弾薬の粉が混じった状態で火花が燃え移った可能性もあるという。現場の一人の死亡者が耳栓をしたまま倒れていたことから見て、射撃の途中に起きた可能性も高い。

射撃表示板を標的に移す電気モーターの加熱により発生したスパークにより、火災が起きるケースについても調べている。射撃場の5つのモーターのうち、3つが故障し、2つで営業を行っていたため、このような可能性が持ち上がっている。警察の関係者は、「爆発と強い圧力を伴う火炎により、犠牲者が避難できなかったと考えた場合、『バック・ドラフト』である可能性が高いとみて、爆発を起こす第1次発火物質を探している」とし、「来週、国立科学捜査研究所により第1次の鑑識結果が出れば、捜査に弾みがつくだろうと見込んでいる」と話した。

一方、同日午後5時50分、日本人観光客の犠牲者7人の遺体が、金海(キムヘ)空港から大韓航空第797便で日本の福岡空港に移された。午後2時、簡単な告別式が行われた慶尚南道梁山市勿禁邑(キョンサンナムド・ヤンサンシ・ムルグムウプ)の梁山釜山大学病院では、遺族らが「安らかなところで眠ってください。さようなら」と祈りを捧げた。



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