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12日、激戦地のレークプラシッドに到着

12日、激戦地のレークプラシッドに到着

Posted November. 13, 2009 08:17,   

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表情には余裕があふれていた。取材陣に向かい、「新しい顔が増えた」と冗談を言ったりもした。1ヵ月間の練習で、手ごたえがあったという。他の追随を許さない世界1位になった「フィギュア・クィーン」金姸兒(キム・ヨナ、19、高麗大学)が12日、グランプリ(GP)シリーズ第5戦が行われる米ニューヨーク州のレークプラシッドに到着した。

金姸兒は、にっこり笑って取材陣と挨拶を交わした。訓練先のカナダ・トロントから560キロの長距離を7時間かけ、車でかけつけたが、疲れた様子はなかった。

金姸兒が、今回の大会で掲げた目標は「200点台維持」だ。先月、フランス・パリで開かれたGPシリーズ第1戦では、フリーのジャンプで失敗したが、210.03点の新記録をマークした。3月の米ロサンゼルス世界選手権で、初の200点突破に続く連続新記録だ。今年のシーズンで200点以上をマークした選手はいない。

金姸兒は、「第1戦でいい成績が出せて、今大会もファンの関心が高いと思っています。プレッシャーもあるけど、緊張を緩めません」と話した。そして、「大きな失敗なく、きれいにプログラムを終わらせたいです。これまでの成績は気にせず、できるなら200点台を維持するのが目標です」と抱負を語った。

金姸兒は、ライバルの浅田真央や安藤美姫が不振なことについても語った。「オリンピックシーズンを迎え、多くの選手が緊張していると思います。来年のバンクーバー・オリンピックまで、まだ時間があるので、他の選手も準備してくるでしょう」。今回の大会に出場する選手は、金姸兒よりも格下だ。しかし、金姸兒の考えは違った。彼女は、「ライバルと競技をするのが役に立つけど、どんな状況でも動揺しないのが重要」と話した。

今回の大会は、第1戦と同じ衣装とプログラムだ。ただ、金姸兒は、「第1戦のフリーで、スピンとスパイラルのレベルが低くかったので、今回は小さな要素一つ一つまで神経を使い、全体的にプログラムを整えました」と話した。フィギュア・クィーンは、すべての準備を終わらせていたようだ。



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