Go to contents

全身やけど後手術40回…李ジソンさんがNYマラソン・フルに挑戦

全身やけど後手術40回…李ジソンさんがNYマラソン・フルに挑戦

Posted October. 30, 2009 08:42,   

한국어

7月、夏休みを利用して一時帰国した李ジソンさん(31=コロンビア大学大学院社会福祉学科修士課程)は、生まれて初めてマラソン・フルコースを走る決心をした。勉強のために居住している米ニューヨーク市で来月1日に開かれるニューヨークマラソンに、故国の障害者たちが出場するという話を聞いて勇気を出した。この行事を通じ、リハビリ病院の建立のための基金募金に参加するためだ。李さんは05年から、民間のリハビリ病院の建立を推進している非営利法人のプルメ財団の広報大使を務めている。

00年、身体の55%に3度のやけどを負った後、約40回の手術を受けた彼女にとって、今回のフルコース完走はまた新たな挑戦だ。ひどいやけどを負ったイさんは、厳しいレースを展開しなければならない。走る時には肌の呼吸が大事だからだ。

人間の身体は、厳しい運動をして体温が上がると、恒常性を維持するために汗を排出して体温を合わせる。専門家らは、「皮膚が損傷されれば、一般の人に比べて倍以上厳しいレースになる」と話す。

しかし、李さんは、「走れなくなったら、歩いてでも完走する」と覚悟を決めている。彼女は、「今回のレースはリハビリ病院の建立の必要性を知らせ、障害者に対する認識を新たにすることにその趣旨がある」と話した。李さんはマラソン出場を決心してから、毎日1時間30分ずつトレーニングを行っている。逆境を乗り越えて独り立ちに成功したイさんの人間勝利のストーリーはすでに何度も紹介されている。

李さんの話はたくさんの人々を動かした。彼女が運営するインターネットサイト(www.ezsun.net)の掲示板には、6万件あまりの書き込みがれている。李さんは隔週月曜日ごとに本紙の健康・医療面に「イ・ジソンの希望ウィルス」のコラムを連載している。26日付のコラムではニューヨークマラソン出場への期待を書いた。

李さんの挑戦にプルメ財団も活気を帯びている。彼女のフルコース挑戦は初めてのため、大勢の人が関心を示している。

プルメ財団はホームページに(www.purme.org)に、「イ・ジソンと一緒に走る42.195キロの感動のニューヨークマラソン」コーナーを作り、応援のメッセージと後援を受け付けている。イさんと一緒に両腕のない金ファンテさん(32)、聴覚障害2級の李スワンサンさん(40)、精神障害1級の金ヨンギさん(34)、視覚障害1級のシン・ヒョンソンさん(48)もニューヨークマラソンに出場する。



yjongk@donga.com