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新鋭・LIG投資証券が11ヵ月連続黒字 元官僚の初代社長が語る秘訣は…

新鋭・LIG投資証券が11ヵ月連続黒字 元官僚の初代社長が語る秘訣は…

Posted October. 23, 2009 09:07,   

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LIG投資証券は、昨年新設した8つの証券会社のうち、ダントツの収益を上げている。営業開始4ヵ月後の昨年11月から、新設会社として初の黒字を出し始め、11ヵ月連続で黒字を出している。22日、この新鋭の証券会社を引っ張っている柳興洙(ユ・フンス)社長にインタビューを行い、その秘訣について尋ねた。

柳社長は、「金融業はそれこそ『人の商売だ』」と言い、「市場で検証された優秀な人材をスカウトし、学閥や出身証券会社など経歴を問わず、業績や情熱で判断しているので、社員の成果は高まる一方だ」と話した。特に、専門家を選抜した後、該当分野の仕事を徹底的に任せる代わり、自分は最小限のリスク管理のみを預かっているという。

さらに、社長室の敷居を下げるため、メッセンジャーを使って社員とも頻繁にコミュニケーションを図っている上、「昼食を兼ねた打ち合わせ」を度々行う。このような会社の空気が、うわさとして広まり、ほかの会社の営業マンたちがまとまって入社したいと門戸をたたくほどだと耳打ちした。

柳社長は今年末まで、支店を8つに拡大し、来年は5店舗、再来年も支店を新設することで、「総合金融投資会社」に向けた青写真を仕上げる予定だ。柳社長は、「証券会社の規模が小さく、新設の支店では直ちに収益を出すのは難しい」としながらも、「短期間の業績は悪くても、会社が躍進するためには、支店をさらに拡大しなければならない」と強調した。住宅の建設に例えれば、自分だけでなく、孫まで楽に暮らせる住宅構造を完成させるのが、初代最高経営者(CEO)の役目だという。

柳社長は1976年、韓国投資公社に入社して金融界に入り、金融監督院で副院長補まで経験した。「皆、『甲』から『乙』になって大変じゃないかと言われるけど、自分ことを『丙』と思っている。『商人』と言われるのは、私にとっては最高の褒め言葉だ」と笑った。金融会社を管理・監督した時代の「肩の力」が全て抜けたと言う意味だ。

柳社長は、「依然として、LIG投資証券は、『ぽっちゃりとしたひよこ』に過ぎない」と言いながらも、『しかし、今後、債券や派生商品を強化し、投資銀行(IB)事業も推進しながら、収益源の多角化を図って着実に成長していく計画だ」と抱負を語った。



artemes@donga.com