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新型感染者数1万5000人超、死者9人 感染者増加は鈍化

新型感染者数1万5000人超、死者9人 感染者増加は鈍化

Posted September. 23, 2009 07:24,   

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新型インフルエンザA(H1N1)の感染者が1万5000人を越えた。この中で82%の約1万2400人は完治したとの集計が出た。保健福祉家族部の中央インフルエンザ対策本部は22日、「14〜20日、新型インフル検査で5217人が陽性と判断され、累積感染者数は合わせて1万5185人に増えた」とし、「しかし、増加の速度は緩やかになっている」と明らかにした。

対策本部によると、先週、1日平均の感染者は745人で7〜13日の538人より増加した。しかし、増加の速度は大きく緩和した。新型インフル感染者が発生した集団施設は213ヵ所からかえって202ヵ所へ減少した。発生率も外来患者1000人当り5.37人から6.32人へ小幅の増加に止まった。

先週、感染事実が確認され、現在まで治療を受けている感染者は2752人と集計された。残りの感染者、約1万400人は軽い症状を見せた後、完治し、今は普通に生活している。先月31日、新型インフル陽性判定を受けた後、今月1日、脳死の状態となった40代女性が同日死亡したことで、新型インフルによる死亡者は合わせて9人になった。現在、新型インフルエンザ感染後、肺炎などの合併症のため入院している患者は16人で、この中で3人は重患者室に入院している。

福祉部のチェ・ヒジュ健康政策局長は、「新型インフルエンザが疑われる患者に対し、抗ウィルス剤を積極的に投薬し、予防のため、手洗いなどの個人衛生を徹底しているため、感染者数の増加傾向が鈍化したものと見られる」とし、「秋夕(チュソク=旧暦の8月15日)連休を前後に患者が再び増える可能性があるため、今の段階では新型インフルエンザが弱まったと断言するのは難しい」と話した。

一方、国内唯一のワクチンメーカーの緑十字は、世界保健機関(WHO)傘下の汎米保健機構(PAHO)が発注した4億ドス(1回接種分)の南米地域における新型インフルワクチン納品業者選定の公開入札に参加すると発表した。今回の公開入札には韓国をはじめ、米国、カナダ、豪州、日本政府と欧州連合(EU)の承認を受けたワクチンだけが参加できる。PAHOは今年度末、納品業者を選定し、選定された業者は来年3月までワクチンを納品することになる。



corekim@donga.com alwaysj@donga.com