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[社説] 議員の一言の無礼も容赦しない米議会

[社説] 議員の一言の無礼も容赦しない米議会

Posted September. 12, 2009 08:55,   

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米国の議会で演説したバラク・オバマ大統領に向かって、指を差して「嘘つき」と叫んだ共和党のジョー・ウィルソン下院議員が追い詰められている。民主・共和両党の議員から叱責があふれた。ウィルソン議員は90分後に謝罪声明を発表し、オバマ大統領が謝罪を受け入れると言ったものの、波紋は簡単にはおさまらない。ウィルソン議員の選挙区では、後援組織の幹部らが「恥ずかしい」と言って辞任した。議事堂での礼節を欠いた言葉のために、議員の政治生命が脅かされている状況だ。

もし、まったく同じことが韓国の国会で起こったならどうなっただろうか。壇上で議員が礼節に反する毒舌を浴びせても、同党の議員席では叱責どころか「よくやった」と激励するケースが一度や二度ではない。誰かが、無礼な行動に対して謝罪を要求すれば、むしろ「たいしたことでもないのに過剰反応だ」と反論する。

国民の代表である議員の一言、行動の一つ一つが、その社会の全般的な意識レベルを示すだけでなく、国民に及ぼす影響も大きい。先進国では、議事堂内での規則も厳格だ。米国の議会は、他の議員に対する人身攻撃や過激な行動、議事進行の妨害を禁止している。さらに、議長が案件を上程したり、発言する時は、議員が本会議場内を歩くことすらない。英国の議会では、秩序を乱す議員に対しては、議長や常任総書記がただちに退場を命令する。フランスの議会は、騒乱を起こしたり、議長を侮辱したり、暴力を行使する議員に対して、けん責や一時出席停止の懲戒処分を下す。

これに比べて、韓国の国会の姿は恥ずかしいことこの上ない。不適切な言動で、国会議長や議員に侮辱を与え、秩序を乱し、暴力で適法な議事進行を妨害するケースが日常茶飯事だ。立法府でありながら、自分たちが作った法すら守らない。議事堂でかなづちとチェーンソーまで使って会議室の器物を破損するほどである。これ以上何の言葉が必要だろうか。暴力と暴言が惰性となり、羞恥すべき事態が起こっても、数日騒がしいだけでいい加減にやり過ごす。当事者は謝罪どころか、むしろ正義の使徒であるかのように行動し、大口をたたく。

「嘘つき」という一言の無礼で、政治生命が脅かされる米国の議員を見て、韓国の議員は感じるところがなければならない。議会の先進化、政治の先進化はもちろんのこと、成長する子どもたちが国会ニュースを見て何を学ぶのか、心配される状況だ。国会がしっかりしないのなら、国民が立ち上がってしっかりさせるほかない。