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神が作ったファイター、ヒョードルの敵は年齢だけ

神が作ったファイター、ヒョードルの敵は年齢だけ

Posted June. 25, 2009 09:06,   

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「最強の霊長類」「60億分の1」「神が作った格闘技選手」…。

説明不要の総合格闘技、絶対強者エメリヤーエンコ・ヒョードル(33=ロシア)を指す言葉だ。ヒョードルの総合格闘技戦績は30勝1敗1無効。30勝のうち、KO(TKOを含め)7回、サブミッション16回。判定勝ちは7回に過ぎない、恐るべき戦闘力を誇る難攻不落の格闘技選手だ。

ヒョードルの唯一の敗北は00年12月、リンス・キングス・オブ・キングス大会で高阪剛と対戦したときで、高阪が放ったヒジ攻撃で目尻が切れてTKO負けした。事実上ヒョードルは負けたことがないと見てもいいというのが専門家らの見解だ。

●30勝1敗1無効、驚くべき戦績

ヒョードルは、テクニック、体力、柔軟性、精神力など全ての面で、弱点を見つけにくいほど「欠点なしのファイター」だ。UFC専門解説家の金ナムフン委員は、「ヒョードルはスピードとパワーに加え、戦略家らしい頭脳をも備えている」とし、「どのような状況でも揺るぎない戦士の気概と冷徹さまで備えたヒョードルに勝てる方法は、彼が年老いて衰弱すれば、ようやく可能になりそうだ」と話した。金議員は、「相手の動きを瞬時にキャッチする胴体の視力と拳のスピードには感心するばかりである。生まれつきだとしか考えようがない」と付け加えた。

絶対負けることがないような「不敗のイメージ」もまた、ヒョードルが絶対強者の座を維持する上で、少なくない影響を与えるという分析もある。アフリクション専門解説家のエムファイトの李ソンホ編集長は、「ヒョードルと対戦する選手は、『果たして勝てるだろうか』という疑問を持つしかない」とし、「自信を持って戦うとしても厳しい相手なのに、試合前から萎縮していると、結果は目に見えている」と説明した。テクニック面では、瞬時に身体を先に移動させながら、外から内へねじり込むようにして放つ「ロシアン・フック」と電光石火のように浴びせる「氷パウンディング」がヒョードルの転売特許だ。

●8月、「青い目の暗殺者」ジョシュ・バーネットと対戦

ヒョードルを倒せる選手として、誰がいるだろうか。専門家は、「今、現在いない」と口を揃えた。しかし、「打倒!ヒョードル」を目指す選手がいる。8月2日、アフリクション3でヒョードルと対戦する「青い目の暗殺者」ジョシュ・バーネットとUFCヘビー級タイトル保有者のブロック・レスナー、UFCライトヘビー級チャンピオンのリョート・マチダ、そして、バダ・ハリを失神させたアリスター・オーフルレイムらが、対抗馬として挙げられる。



wing@donga.com