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オバマ大統領、「医療保険の改革、先延ばしできない」

オバマ大統領、「医療保険の改革、先延ばしできない」

Posted June. 13, 2009 07:28,   

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バラック・オバマ米大統領は、改革議題のうち最大の難題にされてきた医療保険システムの大手術に乗り出した。協同組合の形の公共保険を作って医療保険の死角地帯を無くし、公共保険と私的保険を競争させて保険料を引き下げるという考え方だ。大統領は、新システム開始の時期として今年10月中旬を示した。

オバマ大統領は11日、ウィスコンシン州グリーンベイでタウンホール・ミーティング形の国民との対話を行い、「毎日、数多くの米国民が(病気になった時にこの病気が)治るかどうかを心配するのではなく、治療が受けられるお金があるかどうかを心配している」とし、「医療保険の改革はもう選択事項ではなく、現状維持は不可能だ」と強調した。

大統領は、「批判者に『じゃ、代案は何でしょう』と聞きたい。(批判ばかりして現状を維持するとしたら)家や食料品より医療保険にもっと多くのお金を支払うしかない家族に、(医療保険の費用のため)勤労者を解雇したり工場廃業を迫られる経営者にどのようなことが言えるのか」と問い返し、「今改革できなかったら、後にもできない」と述べた。

多数党の民主党は10月中旬以前に法案成立に向け議論に突入した。しかし、共和党は勿論、民主党の一部の議員さえ財政赤字を拡大させ、民営保険を委縮させかねないとして反発を強めている。大型保険会社と一部の医師団体は、改革阻止のため、莫大なロビー資金を投入している。オバマ大統領は15日、米国医師連合会を訪問し、説得に努める計画だ。米国は人口の15%の4500万人が医療保険の死角地帯に置かれている。



sechepa@donga.com