複雑な心境が錯綜する出頭

３４日ぶりの外出だった。「６００万ドルの収賄」疑惑が公になって以来、慶尚南道金海市進永邑（キョンサンナムド・キムヘシ・ジンヨンウプ）のボンハ村の私邸から一歩も出ていない盧武鉉（ノ・ムヒョン）前大統領が３０日午後１時２１分、ソウル瑞草区（ソチョグ）の最高検察庁庁舍の前に姿を現わした。被疑者の身分でカメラのフラッシュをたかれた盧前大統領が、しばらく目をつぶって複雑な面持ちでいる。