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「北朝鮮抑留の女性記者」平壌に移送か

Posted March. 23, 2009 04:02,   

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中国・吉林省図們の北朝鮮国境付近の豆満江(トゥマンカン)で取材をしていたところ、17日に抑留された米国人女性記者2人が、平壌(ピョンヤン)に移送されたことが分かった。

図們のある情報筋によると、米「カレントTV」の韓国系ユナ・リー、中国系ルーラ・リン記者は、国境を越えて拘束され、平壌に移送された後、調査を受けている。

同筋は、越境して拘束され、平壌に移送されるケースは極めて異例であり、国籍が米国であるうえ、ヒラリー・クリントン国務長官まで関心を示しているので、平壌に移送した後、交渉結果によって釈放するかどうかを決定するものと見える、と話した。同筋は、「平壌に移送したのは、事案が重大でもあるが、今回の事件で、北朝鮮が最大限多くの利を得るための目的もあるだろう」と述べた。このため、釈放交渉が長びく可能性があると見通した。

また別の情報筋は、北朝鮮に抑留された2人の女性記者と取材に同行した米国人カメラ記者のミチー・コース氏と中国人ガイドA氏の行方について、「中国の国境警備隊に逮捕されたという報道があるが、事実ではない」と話した。同筋は、「2人の女性記者が拘束されたことを、コース氏とA氏が中国の公安当局に通報した。辺境に設置された中国側の監視カメラに撮られて、逮捕されたのではない」と述べた。また、彼らは「越境」しておらず、特に処罰される事案でもないため、通報者として調査を終えた後、自由な状態だと、同筋は伝えた。彼らが外部に姿を現わさないのは、自分たちの判断による、と付け加えた。

いっぽう、女性記者たちが国境地帯で「誤って」で国境を越えたという一部の説明に対しては、現地の実情と合わないという意見が多い。取材チームが越境したと推定される豆満江は、わざわざ行かなければ入ることができない地域だからだ。したがって「誤って」越えることはないというのが、現地住民や当地の事情に詳しい人々の意見だ。



bonhong@donga.com