Go to contents

カーク氏、「韓米FTAを全般的に支持」

カーク氏、「韓米FTAを全般的に支持」

Posted March. 14, 2009 09:43,   

한국어

米通商代表部(USTR)代表に指名されたロン・カーク氏(写真)は、韓米自由貿易協定(FTA)について、「自動車条項への憂慮を十分承知しており、この解決に向けて努力するが、全般的に韓米FTA(合意内容)を支持する」と述べた。

カーク氏は12日、このような内容の書面答弁資料を米上院・財務委の承認聴聞会に提出し、上院はカーク氏の承認案を可決した。

カーク氏は、「自動車再交渉の計画はあるのか」というデビー・スタベノウ議員(民主党=ミシガン州)の書面質問に、「自動車条項への憂慮を十分承知しており、この解決に向けて議員と協力する。韓米FTAに関する問題を解決するために、米国内の利害当事者や韓国側と協議する」と答えた。

カーク氏は、「そのほかに再交渉しなければならない条項はないのか」という質問に、「検討すべき問題がある可能性は排除しないが、私は全般的に韓米FTAを支持する」と明らかにした。また、FTA批准の先決条件として、牛肉市場の完全開放推進の意向を問うマックス・ボーカス議員(民主党、モンタナ州)の質問には、「30ヵ月未満の米国産牛肉が韓国でよく売れている」と言って即答を避け、「この重要な市場で、韓国の牛肉貿易を正常化するために、農務長官と協力する」とだけ述べた。

しかし、ボーカス議員が、「USTR代表として、韓国、日本、中国の市場における牛肉輸入の完全開放を最優先課題とする考えはあるのか」という質問に対しては、「それは、私たちの最優先課題(top priority)だ」と答えた。

カーク氏の書面答弁は、9日の承認聴聞会で「現状態では、韓米FTAを受け入れることはできない」と答えた内容よりも、多少表現が緩和されたものだ。9日の聴聞会では、FTAに批判的な議員の質問に答える過程で、政治的レトリックが加味されたものと解釈される。

いっぽう韓国外交通商部の関係者は、「カーク氏が就任すれば、ただちに韓米FTAの細部履行日程の協議を開始する計画だ」と明らかにした。主要経済団体長や業者代表で構成されたFTA民間対策委員会は13日、韓米両国議会がFTA協定を早期批准するよう求める決議文を採択した。



sechepa@donga.com ceric@donga.com