マンチェスター・ユナイテッド(マンU)は晴れ、インテル・ミラノは曇り、バルセロナは雨。
欧州サッカーリーグが終盤に入った中で、各リーグの順位争いが白熱している。最も関心が集まるのは、ビック3リーグのイングランド・プレミアリーグ、イタリアのセリエA、スペインのリーガ・エスパニョーラ。
●マンUの疾走か、チェルシーの反撃か
プレミアリーグの優勝カップに一番接近しているチームは、朴智星(パク・ジソン)がプレーしているマンUだ。ディフェンディングチャンピオンのマンUは、リーグの折り返し点を回る時までもリバプールに首位を渡していた。しかし、マンUは3日現在、他のチームより1試合足りないが、勝ち点62点で首位に立っている。2位チェルシー、3位リバプール(以上勝ち点55点)を7点差でリードしている。
KBSのハン・ジュンヒ解説委員は、「マンUは1000分以上無失点を記録しているほど、鉄壁守備を誇っている。勝ち点を管理するコツまで知っていて、他のチームが追いつくのは簡単でないだろう」と見込んだ。
マンUの牙城を脅かすチームとしてはチェルシーが挙げられる。02年韓日W杯で韓国の4強神話を創り出したフーズ・ヒディンク監督が最近舵を取ったチェルシーは、レギュラリーグとチャンピオンズリーグで連勝を収め、勢いに乗っている。
ヒディンク監督は地元マスコミとのインタビューで、「可能性が残っている限り、結果は分からないもの」とし、首位征服への夢を捨てずにいる。
●首位のインテル・ミラノをユベントスが追いかける構図
26ラウンドまで進められたセリエAの首位はジョゼ・モリーニョ監督率いるインテル・ミラノ。セリエAのチームの中で最もスピーディーな試合をするというインテル・ミラノ(60点)はリーグスタートから良いプレーを見せ、2位のユベントス(53点)をリードしている。
ただ、インテル・ミラノは2日、ASローマと引き分けた反面、ユベントスは勝利を獲得し、勝ち点の差が縮まっているのが気になる。
インテル・ミラノの主砲、ズラタン・イブラヒモヴィッチらが負傷中なのも終盤の勝ち点を伸ばす上で不安材料となっている。
●スペインリーグは混戦の連続
リーガ・エスパニョーラの優勝争いは一寸の先も見極められないほど厳しい。バルセロナはリオネル・メッシ、ティエリ・アンリ、サミュエル・エトーのトライアングルを武器に首位をマークしてきた。しかし、バルセロナは最近の3試合で1分け2負けと振るわなかった。レアル・マドリードは10連勝をマークし、一時12点差まで広がっていた勝ち点を4点差に縮めた。
バルセロナは頼もしかった中盤のラインが最近崩れ気味を見せている上、守備ラインまでミスを繰り返し、不振に陥っている。
MBCのソ・ヒョンウク解説委員は、「バルセロナは素人のジョゼップ・グアルディオラ監督の経験不足が試験台に乗せられた。これから2〜3試合が両チームのリーグ成績を左右する節目になるだろう」と予想した。
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