マンＵのファン・デル・サール、世界最高のＧＫの座を目前に

韓国の年の数え方ですると不惑の４０歳。昨年は１３年間籍を入れていた代表チームから退いた。今季は引退を考慮した。しかし、後一シーズンだけさらにプレーすることにした。そして、今は実力でイングランドを越えて世界のサッカー歴史の新しい幕を開いている。

イングランド・プレミアリーグ・マンチェスター・ユナイテッド（以下、マンＵ）のエドウィン・ファン・デル・サール（３９、オランダ）。同氏は、１９９２年、２１歳の年でＡＦＣアヤックス（オランダ）でデビューした。その後、イタリア人でない選手としては初めて、イタリア名門のユベントスのＧＫになった。そして、フラム（イングランド）を経て、０５年、マンＵに入団した。

Ａマッチ１３０試合で活躍した彼は、不惑の年にイングランド最高のＧＫに浮上した。そして、世界最高の座を目の前にしている。

彼は１日、英国のオールド・トラッフォードで行われたエバートン（１—０の勝）との試合を無失点で抑え、自分の無失点記録を１１２２分に伸ばした。昨年１１月８日、アーセナル戦で失点した後１１２２分間、マンＵのゴールポストを守った。

プレミアリーグと下部リーグを全て含めてイングランドプロサッカーの歴代無失点最長時間の記録は、１９７８〜７９シーズン、スティーブ・デス（レディング）が立てた１１０３分。ファン・デル・サールは３０年ぶりに破れそうになかった壁を越えた。後２試合だけフルタイムを消化し無失点を守り抜けば、彼は世界新記録を樹立することになる。

現在、世界新記録は１９９０〜９１シーズン、スペインリーグ・アトレチコ・マドリッドのアベル・レジノが立てた１２７５分だ。

彼は世界新記録の更新を目の前にしても、「記録よりチームの勝利の方がもっと大事だ。私がやったのは、仲間の守備手が試合中に集中力を維持できるようにアシストをしただけだ」と謙遜した。

彼の活躍に支えられ、マンＵは昨年１１月１６日、ストーク・シティ戦（５—０の勝）を皮切りに、１２試合連続無失点行進を果たした。１６勝５分け２敗（勝ち点５３点）でリーグ首位もしっかりキープしている。

これと共にマンＵは１９９９年以後、１０年ぶりの「トレブル（レギュラリーグ、チャンピオンズリーグ、ＦＡカップ３冠）」とレギュラリーグ３連覇も狙う。マンＵはＦＡカップとチャンピオンズリーグ１６強に進んでいる。

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