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ソウル市教育監、選挙法違反問題で今週中に取り調べ

ソウル市教育監、選挙法違反問題で今週中に取り調べ

Posted December. 16, 2008 03:02,   

ソウル中央地検公安1部(孔相勲部長)は15日、孔貞澤(コン・ジョンテク、74)ソウル市教育監を今週中に呼んで、今年7月のソウル市教育監選挙の際、公職選挙法違反がなかったか取り調べる方針だと発表した。

検察は同日、孔教育監の教え子だったチェ某氏が運営するソウルJ学院の中区分院、孔教育監の選挙事務所として使われたソウル永登浦区(ヨンドゥンポク)のRコンサルティング会社事務所の2ヵ所を家宅捜索した。

検察関係者は、「選挙費用も含め、孔教育監の選挙全般を確認する必要があり、家宅捜索を行なった」と述べた。

検察は同日、捜査官約10人を送り、2ヵ所の事務所から孔教育監選挙陣営の会計資料と選挙対策関連文書を確保し、分析している。

チェ氏は、ソウル市教育監の選挙当時、孔教育監選挙陣営の総括企画本部長を務め、孔教育監に選挙費用の名目で、6回にわたって計約5億9800万ウォンを貸した。

民主労働党などは、「ソウル市の公教育長が、国際中学校の設立など最大受恵者の学院から金を借りたことは、対価の関係がある」とし、孔教育監を告発した。これに対して孔教育監は、「元金と利子をすべて返した。純粋に借りた金だ」と語った。

また検察は、Rコンサルティング会社から確保した孔教育監の選挙費用会計資料および事務所運営関連資料を分析し、選管委に提出された資料と照らし合わせている。

検察は最近、孔教育監の夫人ユク・ワンスク氏(72)を2度呼び、ユク氏と親交のあるA氏名義の口座に3億〜4億ウォンが振り込まれた経緯などを追及した。

教育監選挙当時、孔教育監に2億ウォンを貸し、12億ウォンの融資を受けた時、保証人になった孔教育監の義弟のS私学財団理事長の李某氏も最近、取り調べを受けた。

一方、検察は、全国教職員労働組合ソウル支部の金ミンソク事務処長を15日に召喚し、チュ・ギョンボク候補当選のために、ソウル支部が選挙資金の支援活動と選挙運動を組織的に指示した事実があるかどうか、取り調べた。検察は、全教組ソウル支部関係者など関係者の捜査が終わり次第、チュ候補を召喚して取り調べる方針だ。



needjung@donga.com