韓米自由貿易協定(FTA)批准同意案の国会上程をめぐって、与野党が真っ向から対立する動きを見せている。9日、与党ハンナラ党は、今週中に批准案を外交通商統一委員会(外通委)に上程する方針を明らかにしたが、野党は上程そのものを阻止する構えで、攻防がエスカレートしている。
ハンナラ党が国会外通委の与野党3党の幹事らを米国議会の「レイムダックセッション」が開かれる17〜19日に合わせてワシントンに派遣しようとした計画は、野党の反対で流れた。
ハンナラ党は12日、3党が韓米FTA公聴会を開いて追加の補完策について話し合い、外通委に批准案を上程した上で、次の法案審査小委員会で与野党が踏み込んだ討議をしたい考えだ。
同党の尹相現(ユン・サンヒョン)スポークスマンは、「ハンナラ党は今月10〜14日、批准案を上程する計画だ」とし、「合意処理が厳しい場合は、採決にすればいい」と述べ、FTA批准案成立の必要性を強調した。尹スポークスマンは「外通委幹事団の派遣が実現しない場合、12月初めに米国新政権の内閣構成が終わる頃、ハンナラ党レベルの訪米代表団を送り、米政府と議会への説得に乗り出す」と述べた。
外交通商部の李恵民(イ・ヘミン)韓米FTA交渉代表は9日、本紙の電話取材に対して、韓国が先に批准する必要性に触れ、「『我々が先に批准すると損』という主張は、米国に再交渉しようと言っているのと同然だ」と述べた。李代表はまた「韓国が批准を終えると、米国も(反対の)名分がなくなる。『批准も厳しかったのに、再交渉をして批准し直せというのは不可能な話だ』とし、批准していない米国側に責任を問わなければならない」と強調した。
しかし、野党との合意なしに批准案を上程して処理するのは無理という声がハンナラ党の内部からも出ているなど、今回の通常国会で批准案を処理するには、物理的な衝突が避けられないという見方が少なくない。
反面、民主党は、「先対策、後批准」の原則に沿って、批准案の上程を反対するという党方針を決めた。
民主党は12日、FTA公聴会に参加しないのは勿論、批准案の米議会での処理を促すための17日の外通委幹事団の訪米も拒否することにした。
民主党の趙正錝(チョ・ジョンシク)院内スポークスマンは、「FTA批准案は国民生活の全般と全ての産業分野にまたがっているだけに、国会レベルの別途の特別委員会を設けて話し合わなければならない」とし、「ハンナラ党の一方的な上程処理を必ず阻止する」と述べた。
民主党は、ハンナラ党が批准案の上程を強行する場合、あらゆる手段を動員して阻止する方針だ。外通委の民主党幹事を務める文学振(ムン・ハクジン)議員は、「委員長が職権上程しようとすると、体を張ってでも防ぐ」とし、会場占拠などの物理的な行動も辞さない姿勢を見せている。民主党は10日、議員ワークショップで具体的なFTAアクションプランを話し合うことにした。
自由先進党は、ハンナラ党の今週中の批准案上程の方針には反対しているが、公聴会には参加することにした。批准案問題に対しては、外通委内にFTA少委を設置して話し合うことを主張している。
taylor55@donga.com






