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金妍児、ライバルの美姫制して優勝 フィギュアGP第1戦

金妍児、ライバルの美姫制して優勝 フィギュアGP第1戦

Posted October. 28, 2008 09:12,   

08〜09シーズンスタートを知らせるフィギュアスケートのグランプリシリーズ第1戦・女子シングルフリーが行われた27日、米ワシントン州エバレットのコムキャストアリーナは、出場選手10人の演技が終了した後、観客の視線は最後に残った金妍児(キム・ヨンア、18=軍浦スリ高)に注がれた。

それまでは日本と米国の選手が接戦を繰り広げていたが、金妍児への関心は優勝するかどうかではなかった。前日、ショートプログラム(SP)を69.50点で、2位の安藤美姫(57.80点=日本)に11.70点という大差をつけていたため、棄権さえしなければ優勝は確実だった。そのためか、観客の関心は、SPで驚異的な演技を披露した金妍児が、今度はどのような演技をするか、ということに集まった。

衣装から視線をひきつけた。SPでは濃い色の衣装で、地元のマスコミから「見事なフィギュアの衣装」と褒められた金妍児は、同日、バレー曲「シェラザード」に合わせて、赤色に金箔で飾りつけられた魅力的な衣装を身にまとっていた。

演技も非の打ち所がなかった。完璧なジャンプ、安定したスパイラル、一層豊かになった表現力で123.95点を獲得し、合計193.45点を記録した。2位の中野友加里(172.53点=日本)とは20.92点の大差だった。

「金妍児のための大会」だった。今大会は、最初から錚々たる出場者が出揃い、金妍児を指導するブライアン・オーサーコーチも、今シーズン6度あるグランプリ大会でも今大会を一番競争の激しい大会に挙げた。金妍児の最大のライバルとされる浅田真央が抜けただけで、フィギュア強豪の米国と日本のスター選手たちが出揃った。

いざふたを開けてみると、米国選手はホーム大会という利点にも関わらず、日本の安藤と08世界選手権で4位につけた中野に抜かれた。

しかし、金妍児の演技はこの2人の演技もアマチュアに感じさせるほど、レベルが違った。まだ大会に出ていない浅田を除いては、事実上ライバルを見つけるのが難しいと言っても過言ではない。

AP通信は、「金妍児の演技は迫力に溢れ、品があった」と評価し、早くも10年バンクーバー冬季五輪の有力な優勝候補だと報道した。李ジヒ国際審判は、「金妍児の演技がかなり安定してきた。演技をコントロールできる水準に達した」と話した。

金妍児の強みは優れた身体能力と、正確なテクニックを駆使する上、表現力がずば抜けていること。オーサーコーチの表現どおりなら、偉大なフィギュア選手に求められる全ての条件を備えているわけだ。

シニアの国際舞台に立って3年目の金妍児は、テクニックと表現力に自信が持てるまで成長している。怪我さえ気をつけさえすれば、来年、再来年がさらに期待される。金妍児は28日、カナダのトロントへ戻り、来月6日から中国北京で行われるグランプリ第3戦、「カップオブチャイナ」の準備に入る。



kimsk@donga.com