ソウル大学が、国内大学では初めて、大学病院に高額寄付者のためのVIPラウンジをつくり、担当職員をおくことを決めた。また、寄付者の心を動かそうと、音楽や美術などの文化イベントを積極的に活用していく計画だ。
ソウル大学が、このように寄付金拡充に積極的に乗り出した。法人化と国際化という二兎を追うためには、十分な財政確保が欠かせないという判断によるものだ。
ソウル大学発展基金は23日、「ソウル鍾路区蓮建洞(チョンロク・ヨンゴンドン)のソウル大学病院に来院する1億ウォン以上の高額寄付者が、待ち時間に休息できるように、ハムチュン会館(医学部同窓会館)1階にラウンジを設置し、来月から運営する」と明らかにした。108平方メートル規模の同ラウンジは、空港ラウンジのように、電話やテレビ、インターネットの設備があり、簡単な飲食が提供される。来院する高額寄付者にサービスを提供する担当職員2人も来月に配置する予定だ。
発展基金側は、違和感があるという声に配慮するために、ラウンジ内に華やかなインテリアは使わないことにした。別の有名私立大病院が高額寄付者に提供するような優先予約や医療費割引も提供しない。
ソウル大学は、蓮建洞の本館だけでなく、江南(カンナム)健康増進センターと盆唐(ブンダン)分館にあるVIPラウンジも、高額寄付者たちが利用できるようにした。
国立病院であるため公平性論議を生む恐れがあるにもかかわらず、ソウル大学がVIPラウンジの設置を決めたのは、寄付者のためのサービス提供が切実だったためだ。
ナム・イクヒョン発展基金常任理事は、「高額寄付者たちの需要を把握してみると、大半が高齢で、健康問題に大きな関心を示した。医療サービスを補強し、かゆい所に手が届くようにした」と説明した。発展基金によると、△50億ウォン以上の個人寄付者(2人)は平均74歳、△10億ウォン以上の寄付者(7人)は平均52歳、△1億ウォン以上の寄付者(78人)は平均45歳だった。
ソウル大学の寄付金募集戦略はこれに止まらず、音楽と美術を活用するところまで進んでいる。
ソウル大学は26日から、キャンパス内の美術館(MOA)で、美術部の同窓生340人の作品約500点を展示し、入札形式のオークションを実施する予定だ。観覧客が非公開で希望価格を書いて出せば、このうち最高額の入札者に作品を売る形式だ。作品の基準価格は各100万ウォン以上であり、販売収益金の50%が、発展基金と美術部同窓会に入ることになる。
ソウル大学はこれに先立ち、14日、開校以来初めて「後援の夕べ」というイベントを行なった。同日のイベントには、音楽部出身の声楽家や指揮者が出演してコンサートを開き、1日で100億ウォン以上の募金が集まったことがわかった。
sukim@donga.com






