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国民年金が株式投資で6兆ウォンの損失 今年1月〜7月まで

国民年金が株式投資で6兆ウォンの損失 今年1月〜7月まで

Posted September. 20, 2008 09:13,   

証券市場の低迷で今年1月から7月にかけて、国民年金が株式投資でこうむった評価損失が6兆ウォンを上回ったことが分かった。特に、7月だけで株式で約1兆8000億ウォンの損失を出し、債券まで含めれば年金全体の収益率はマイナスへと転じた。

19日、国民年金管理公団が柳一鎬(ユ・イルホ)ハンナラ党議員に提出した資料によると、今年1月から7月にかけて、国民年金は株式投資で6兆697億ウォンの損失(収益率—14.43%)を出した。

7月までの損失規模は1ヵ月前より1兆8050億ウォンも増えており、国内株式では4兆9806億ウォン(−14.39%)、海外では1兆891億ウォン(−14.61%)の評価損を出した。

国民年金は債券では5兆5708億ウォンの評価利益を出したものの、株式部門での損失額が急増し、7月に入っての全体収益率はマイナス(−0.13%)となった。

8月と9月も国内外の株価が大幅に下落した上、破産法適用の申請を行ったリーマン・ブラザーズなどの株式に投資したことまで考慮すれば、今年の年間収益率はマイナスとなる可能性も排除できない。

特に、朴海春(パク・へチュン)国民年金公団理事長が株式の投資比率を12年まで40%台へと引き上げる案を推進することを決め、資産運用の安全性について憂慮する声も出ている。

全在姫(チョン・ジェヒ)保健福祉家族部長官は18日、国会に出席し「朴理事長は収益性を重視するような気がして、安定性を守る範囲内での収益性を追及してほしいと、強く要請した」と明らかにした。

国民年金は7月末現在、全体資産(228兆8925億ウォン)の17.7%を株式に、78.6%を債券に投資している。

一方、ハンナラ党の金成會(キム・ソンフェ)と金世淵(キム・セヨン)の2議員が各機関から受け取った資料によると、私学年金は今年1月から8月にかけて株式部門で2674億ウォン(−20.4%)、軍人年金は40億ウォン(−19.22%)の評価損を出している。

また、赤字補填を理由に、来年度の国の財政から2兆500億ウォンの支援を要請した公務員年金も同期間、1990億ウォン(−23.8%)の損失を出した。公務員年金の株式投資の損失率は4大年金のうち最も高かった。



koh@donga.com