原材料価格の上昇や大企業の市場支配、社会的な混乱などに対し、中小企業の経営者らが口を揃えて困難を訴えた。10日から12日まで済州道西帰浦市(チェジュド・ソグィポシ)のロッテホテルで開かれた「08済州中小企業リーダーズフォーラム」に参加した中小企業の経営者らは、危機に追い込まれた経済状況と企業経営の苦しさを訴えた。
韓国工具工業共同組合のチェ・ヨンシク会長は、「中小企業の経営者らは今回のフォーラムで『とにかく頑張ってみよう』という決意を示したものの、実際の状況は崖っぷちに追い込まれている」とし、「中小企業は、原材料価格の上昇とウォン安によって『サンドイッチ』状に挟み込まれていて、とても厳しい」と述べた。
11日、ホン・ソクウ中小企業庁長官が「変化と疎通」をテーマに朝食講演会を行った時も、中小企業の経営者らは質疑応答の時間を通じて、経営の苦しさを訴えていた。
仁川(インチョン)地域で会社を経営するA氏は、「始華(シファ)工業団地で長年間製造業をやっていた知り合いが最近、労組のために廃業した。知り合いは民主労総(民主労働組合総連盟)の組合員を15人雇用したが、随時5人をソウル市庁前のろうそく集会に送り出せと(民主労総に執行部に)言われた。このような労組環境でどうやって企業を運営しろというのか」と訴えた。
製パン関連組合のある関係者は、「公共購買で中小企業同士で制限競争をする部門があるが、大企業が中小企業と偽って入り込んでいる」と話した。
韓国ファスナー工業協同組合のある幹部は、「特定の中小企業が『大変だ』というテーマでメディアに紹介されると、銀行が貸し渋り、『うまく行っている』という内容で報道されると、同種の業界からケチを付けられる」とし、「メディアを通じて企業を知らせるマーケティングができなくて、とても残念だ」と述べた。
中小企業が経済立て直しに積極的に乗り出そうという意見も出た。中小企業フォーラムを運営する朴サンヒ(株)ミジュ社長は、「国民が一丸になって経済立て直しに尽力すべき時期に、ろうそく集会による社会の混乱が続いて残念だ。中小企業が団結して、経済を上向かせる力を見せよう」と強調した。
韓国機械工業共同組合連合会のハン・スンイル会長は、「中小企業はいつも大変で、いつも疎外されてきたが、これまでよく頑張ってきたし、これからもそうだろう」とし、「今必要なのは、中小企業に『うまくいく』と勇気付けることだ」と話した。
中小企業中央会の金基文(キム・ギムン)会長は、開会の挨拶を通じて「大企業は少しでも可能性のある業種だと、無差別に中小企業の業種に参入してくる」とし、「10大財閥の系列会社は現在459社で、5年前より48%も増えたが、政府は制度的な枠組みを作り、中小企業が構築してきた領域が侵害されないようにしてほしい」と要請した。
一方、約650人の中小企業最高経営者(CEO)は、済州宣言を通じて、1社1人追加雇用、エネルギー節約、社会貢献などに対する意志を明らかにした。また、フォーラム期間中に、新成長動力の模索、創造経営など経済経営および文化講座も開かれた。
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