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「韓国建国史は20世紀人類史で革命的成果」 建国60周年記念学術会議

「韓国建国史は20世紀人類史で革命的成果」 建国60周年記念学術会議

Posted July. 12, 2008 07:43,   


国史編纂委員会と東亜(トンア)日報社が主催する建国60周年記念学術会議「大韓民国建国60年過去・現在・未来」が11日、ソウル中区太平路(チュンク・テピョンロ)韓国プレスセンター国際会議場で開かれた。梨花(イファ)学術院の韓永愚(ハン・ヨンウ)教授(写真)、木浦(モクポ)大学の朴チャンピョ教授ら出席者たちは、建国の意味を再照明し、60年間の功罪について討論した。

国史編纂委員会の鄭玉子(チョン・オクジャ)委員長は、開会のあいさつで、「光復(クォンボク=日本の植民地支配からの解放)直後の左右イデオロギー対立を連想させる対決が起っているこの時に、波乱万丈の建国60年史を教訓と反省の材料にしなければならない」と述べた。

大韓民国建国60年記念事業委員会の金ジンヒョン執行委院長は、祝辞で、「1945年以降に独立・建国した140ヵ国のうち、近代化のすべての部分を完璧に成し遂げた国は、大韓民国しかないという点で、『建国60年史』は、20世紀の人類史において一つの革命だ」と述べた。

韓永愚教授は、「大韓民国建国60年の因果的理解」をテーマとした基調発表で、「大韓民国は、民族と民国を志向し、市場経済を追求した朝鮮(チョソン)後期の実学から、1897年の大韓帝国、1919年の大韓民国臨時政府に続く歴史的継承の関係にある」と述べた。

韓教授は、建国後に韓国が成し遂げた成功として産業化と民主化を挙げ、成功要因として、4・19革命後に起きた民族主義への願いと伝統的な教育熱を挙げた。民族主義は、「やればできる」という自信の起爆剤になり、高い教育熱がこれを支えたということだ。

韓教授は、「大韓民国60年史は、ひとまず成功と祝うに値するが、いっそう明るい未来のためには、多くの課題を抱えている」と述べ、分断克服と高いレベルの精神文化の振興を最優先の課題に挙げた。

さらに、韓教授は、「産業化勢力と民主化勢力との間の葛藤が続いてはならない。80年代式の左翼や右翼の思想は、変化した時代に合わないということを認識する必要がある」と述べ、中庸と中道を注文した。



gold@donga.com polaris@donga.com