MBCの報道番組「PD手帳」が牛海綿状脳症(BSE)問題で歪曲報道をした疑惑を捜査しているソウル中央地検の刑事2部(任秀彬部長)は、PD手帳が放送で使った取材資料を海外の取材先から直接収集することを決めた。
とくに検察は7日、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)で死亡したアレサ・ビンスンの脳の磁気共鳴画像(MRI)撮影資料など、PD手帳が主に取材した米国現地の資料を入手するため、関係者たちとコンタクトを取っているとされる。
検察は同資料を通じて、PD手帳が事前にビンスンの死因がCJDだということを承知の上で、意図的にビンスンの母親のインタビューなどで変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」(vCJD)で亡くなったかのように描写したという疑惑を解明する方針だ。
CJDとvCJDは症状が似ているが、脳のMRI写真では違いが明確にわかると言われている。
検察の関係者は、「PD手帳の制作当時にビンスンのMRI結果がすでに出ていた状態だった。MBC側がMRIの結果が(vCJDではない)CJDであることがわかっていたにもかかわらず、そのような報道をしたならば、歪曲された報道と見るほかない」と説明した。
検察は、番組でビンスンの母親が実際には、△「MRIの検査結果、CJDである可能性がある」と話したのを、「vCJD」と、△「私の娘がどうしてvCJDにかかった可能性があると言っているのかわからない」と話したのを「どうしてvCJDにかかったのかわからない」という字幕を流した部分などに焦点を合わせて捜査を進めている。
検察は、各種資料の分析を通して、ビンスンの母親がCNNなど、他のマスメディアとのインタビューでは一度もvCJDという言葉に言及したことがないことを突き止めた。
検察は、PD手帳が「vCJD」という言葉を導き出すため、誘導質問をしたかどうかなどを確認するため、MBC側に取材テープのオリジナル映像を再度要求する方針だ。
検察の関係者は、「質問と回答が収録されたオリジナル映像を通じて、インタビューの脈絡を把握しなければならない。MBC側を説得する一方、資料要請の範囲をさらに絞り、順をおって要請する計画だ」と話した。
検察は、MBC側が資料提出を拒否し続けた場合、資料の要請とは別途に、PD手帳制作チームを早期に呼んで制作過程についての事情聴取を行うことも視野に入れている。
一方、鄭淵珠(チョン・ヨンジュ)KBS社長の背任疑惑事件を捜査しているソウル中央地検の調査部(朴銀錫部長)は7日、KBS側に税金訴訟と関連した情報公開拒否処分の取消訴訟で、公開対象に決まった資料を提出するよう要求している。
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