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[オピニオン]韓−アラブ・ソサエティ

Posted May. 27, 2008 08:53,   

中国、インド、日本のアフリカへのラブコール合戦が日増しに激しくなってきている。本格的な競争は、06年11月中国が「中国—アフリカ協力フォーラム」に出席したアフリカ48カ国の首脳に開発基金の特恵借款の無償援助のような名目で90億ドルの支援を約束したことからスタートした。続いてインドが4月、アフリカ14カ国の首脳と長官らを招待した「インド—アフリカ首脳フォーラム」で5年以内に借款を54億ドルに増やし、5億ドルを援助すると約束している。日本は、明日から横浜で「第4回アフリカ開発会議」を開催し、アフリカ投資を現在の倍である25億ドルに増やし、5年間の間に40億ドルの借款を提供すると発表する予定だ。

◆ナイジェリアのある新聞は、アジアの代表的な資源消費大国が「美しい処女」であるアフリカをめぐって、お土産攻めを繰り広げていると描写している。アフリカ人の目にも、資源確保を狙いにした経済大国の思惑が手に取るようにわかるのだ。中国、インド、日本の集団的な資源外交を横目に見ていた政府が、世界一の石油埋蔵量を有するアラブ諸国全体と手を組んでグループ作りを進めるなど、ようやく重い腰をあげている。アラブ諸国が大部分である中東地域には、世界の原油の61.5%、天然ガスの40.2%が埋蔵している。

◆昨日まで両日間、ソウルで開かれた「韓—アラブ・ソサエティ」創設国際会議には、アラブ22カ国の代表が顔を揃えている。大統領や王族、閣僚はもちろん、経済界、文化界、学会の代表にいたるまで200人の超えるアラブ圏の要人がソウルを訪れて一堂に会した。アラブ圏はイスラムで結ばれた兄弟国だ。アフリカ諸国より団結力がずっと強いため、より大きな効果が見込める集団的な資源外交先であるに間違いない。

◆韓国とアラブ圏政府(王室)および企業の拠出金で基金を造成し、官民合同の非営利財団を作ることを決めたアイデアには斬新なものがある。中東外交で成功するには、何よりもしっかりとした人的ネットワークが欠かせない。多様な階層の交流こそ、一方的なお土産攻めより有効なものであり、資源富国の心を掴む道だ。来月30日発足する「韓−アラブ・ソサエティ」が資源外交のレベルを超え、韓国とアラブ圏のコミュニケーションと利益増進のためのパイプ役になることを期待する。

方炯南(パン・ヒョンナム)論説委員 hnbhang@donga.com